大学さえ入れればいいわけじゃない
新たな傾向としては、「不登校でも大学にさえ入れればいい」と考える方が増えてきました。
中学も行かない、高校も行かない・・・けれど、大学には行って欲しい気持ちはわかります。
しかし、不登校の原因が、学校教育への不適応の場合もありますから、大学も学校であることを忘れてはいけないですよね。
少子化に伴い、大学進学は簡単になりました。
大学に入学することは簡単になったけれど、だからといって、卒業することはラクではありません。
入れれば、卒業できるわけではないことを忘れて、新たな失敗の傷をつくらないようにしたいですね。
実際に、不登校経験がある人たちの中で、大学生の不登校や留年、就職ができない人や就職はしたけれど続かない人が増加しています。
そうなると、自立ができないという、大きな問題につながっていきます。
中学生では、簡単に解決できる問題が、高校生になると、時間がかかり、さらに、その上の年齢になると、どう生きていくかという現実の大きな壁が親子に覆い被さってきます。
5080問題は、他人事ではありません。親が老いても、働けない人が増えている原因は、10代の時間の過ごし方に原因の一端があるのです。
だからこそ、今。
今、なら、間に合います!