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【学校に行けと言っても編】不登校学力の問題

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【学校に行けと言っても編】不登校学力の問題

社長の例に戻ると、経営難に苦しんでいる社長の会社を救済するには、
1.社長交代
2.公的資金導入
3.各部署の能力アップによる自力での会社建て直し
などの方法が考えられます。

1.社長交代から考えてみます。社長を不登校の子どもの頭に、会社を体に置き換えて、考えてみましょう。

会社が立ちゆかない、ならば、「社長交代!」で、頭脳の部分が変わると、急に社員の動きが良くなり、業績が良好になる場合があります。

では、その悪化の原因は何にあったのか?というと、それは、社長。

社長自身が会社を止めてしまっていたからです。

子どもは、感情処理や、物事のとらえ方がへんになっている状態です。
元気学園で言い続けている「イヤの壁」も自分自身が作っている壁であって、自分にとってものすごく嫌なことも、他人は、全くイヤじゃないのならば、それは個人的な問題です。

ただし、会社は社長交代ができても、人の体を分けることはできません。
だから、子どもの頭の部分を強化するには、理解力を高めたり、人に対する考え方を変えたりするということになります。

勉強は無視できない不登校の要因ですが、それだけでなく、今もらっている成績とは別に、理解力で考えてみて下さい。

例えば、学生の頃、テストで悪い点をとっても「勉強していないからできなかった、もし、時間をかけたら、分かるに違いない」ということに対しては、やればできると予測できるので、絶望感は少ないですよね。

しかし、「やってもできない」と思うことに関しては、たいへんな困難さを感じたはずです。

模擬試験ではマークテストも多く、カンでも点数がとれますから、まあまあの点数=理解できている、わけではありません。
点数に惑わされないこと、そこは注意点です。

勉強ができなくても学校に毎日喜んで行っている子もいるのに対して、成績の良い不登校もたくさんいます。

また、本人のプライドも、考えに入れて下さい。

それぞれの家庭で「これくらいでいて欲しい」という基準は違いますよね。

子どもに何を望むか、「健康であればいい」、「学校に行ってくれさえすればいい」、「行くからにはそれなりの成績であって欲しい」、「将来○○といった職業に就いて欲しい」と目的が違うので、親の立ち位置によって解決法がかわってきます。

親の職業も子どもに大きな影響を与えています。
医者の子病や、東大病、大学教授病など、元気学園では名付けていますが、それほど多くの子どもがこれらの病にかかっています。
子どものプライドは、本人だけの実力でできているわけではありません。

子どもが動かなくなるのは、今の順位や成績だけでなく、未来に対する展望のようなものを持てるかどうかにも大きく関係してきます。

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