【借金返済に苦しむ社長編】どうして学校に行けないか?
子どもの悩みは、ダイレクトに母親の悩みとなります。
すると、今度は、お母さんの神経が弱ってしまい、「このままでは家族みんながダメになってしまう・・・」と、そこで、お父さんが登場するというのが、元気学園で多い相談ケースです。
また、父親は、娘には強く言えず、息子とは、すぐに喧嘩になってしまう傾向があります。
子どもから話を聞こうとするけれど、はっきりした答えは得られない。怠けているような・・・、そうでないような・・・、わがままなような・・・、違うような・・・と判断に迷ってしまいます。
対応には、まずは、子どもの状態をよく知ることです。
人は、自分が経験していないことについては、なかなか理解できません。
しかし、身近なものに置き換えると、知る最初の入り口に立てるかもしれません。
不登校の子どもたちの状態をよりわかりやすくするために、会社社長に例えて4コマ漫画風にしました。
借金の返済に苦しむ社長は、返したいけど返せない。
なぜなら、お金がないから。
「返せ、さもなければ・・・!」と脅されれば、「明日まで待ってください、返します。」と言うのですが、実際は、ないものはないですから、次の日には、・・・。
不登校の子どもたちも同じようなことがおこっています。
行けるなら行くし、行って楽しいところだったら喜んでいく。
しかし、行けない。
さて、借金に苦しむ社長を、追い詰めるとどうなるか?
「窮鼠猫を噛む」
このことわざ通りのことがおこります。
親子関係も、子どもを追い詰めれば同じ事がおこります。
お互いに消耗し合うだけなので、それより、「どうしたら解決できるか?」を考えた方が得策ですね。