大学の先生たちから不登校の相談を受けます。
学校のレベルに関係なく、大学生の不登校はどこにでもあります。
また、大学中退も増えています。
大学1年生の夏休み明けには、かなりの人数が名簿から消えてしまっている学校も珍しくありません。
学校に行かないだけで、社会のどこかで活躍しているのであれば、それでよし。
大学なんて行かなくてもOKだと思います。
しかし、大学に行かないだけでなく、引きこもり状態になってしまうのは、避けたいものです。
なぜなら、最終学歴になるところは出口であり、同時に社会への入り口でもあります。
出口と入り口はつながっているのですよ。
だから、学生生活が円滑にいくことが、就職もスムーズにいく傾向にあります。
気持ちが沈んでいると、面接しようという気にならないですからね。
大学で引きこもりがちになって、そのまま働けないという話が、年々激増しています。
大学生になると、もう大人。本人のことに、口出しできなくなっていき、助け出すのがむずかしくなります。
それに比べると、中高校生の間は、大学生になってからとでは父母の熱心さが全く違います。
親の問題意識と、協力体制がある間に、しっかりと向き合うことが、将来の不安を取り除くことになります。