最近、読んだ本の中に、「商家の家訓」というのがあります。
文字通り、三井、三菱、などの旧財閥、ふとんの西川など、今に続く商家の家訓が書いてあって、どこも共通している内容が以下の事でした。
1.まじめに働く
2.家が続くように努める
3.質素倹約を旨とする
4.自分だけが良い商売ではなく、世の中の役に立つことをする
当たり前のことを当たり前に継続するのが難しいのは、日ごろから十分わかっているつもりですが、「やっぱりか!」と思ってしまいます(^^ゞ。
どの一族も、家が続くことを第一目的にしています。
この頃、「お家のため」なんて、時代劇のセリフでしか聞かなくなってしまいましたが、この家が続くことについて、考えさせられました。
遺伝子は利己的なもの。
自分の気持ちとは別に、DNAはどうやってでも生きながらえようとしています。それが、生殖であり、子孫を残すことにつながります。
子どもは、自分が長生きすることでもあります。
というのは、利己的な遺伝子の立場からすると、人は遺伝子の乗り物。親から子に、外面を変えているだけで、DNAは、生き永らえようとしているからです。
親から子、子から孫に続くということは、自分が、形をかえて長生きするということ。
その自分は、どこからきたのでしょうか?
危機を逃れ、幸運とチャンスによって、生存してきたものです。
ある意味、自分のものであって、自分ではないのかもしれません。
自分も、遺伝子様の一時の乗り物にすぎないのかも・・・・?!
そう考えていくと、家が続くというのはとても大切。
不登校問題と、家が続くことは、決して無関係ではありません。
少子化問題も相まって、わが子がよりよく育つというのは、「お家の一大事ですぞ!」ということになります。
これを読んでくださっているみなさんに、本をもとにアドバイスを。
この本に載っている、立派な家の初代は、どこも長生きで、人一倍働き者。
健康で、長生きで、人一倍働いて、一人で何人分もの人生を生きているというのが、すべて共通していることでした。
とりあえず、健康から見習うことにしましょうか(^-^)。
さあ、子どもたちもスタッフも体力増強に努めることにします。