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【参考】
学園ライ
ブラリー

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不登校:臨界期と適時性

気持ちが思考を止めている

感情コントロールを付けた方がいいという子どもたち、その理由は、感情が思考を止めてしまうからです。
すぐにカッとしたり、怒り出したら止められない、悔しい、悲しいという感情と脳の働きの関連性が言われています。
感情が脳の働きをセーブしてしまうのです。

人間の脳には、ワーキングメモリーという作業領域があります。
そこでは、意味のある情報を意識的に保持しつつ操作する働きをしています。
本を読むときも、前に出てきた単語を覚えつつ、文章を理解しようとします。
ワーキングメモリは、普通の生活をするのに、一番使われる部分です。

もし、悲しみ、怒りなどの排他的な感情が頭にあると、それが、ワーキングメモリの8割を支配してしまいます。
ということは、残りの2割で、処理を行わなければいけません。
10ある能力の、2しか使えないわけですから、何をしても実力通りの結果にはならないのは、簡単に想像できますよね。

思考を止めないようにするには、感情コントロールを身につけること。

性格や性質は、「三つ子の魂百まで」といわれる通り変わらないものがあります。
しかし、制御する力というのは、経験や訓練によって身につく事です。
だから、ちょっとしたことで怒りや悲しみが強い子や、なかなかそれがおさまらない子について、感情コントロールを身につけられれば、常に、自分の持っている力をだせるようになるのです!

自分では抑えられない感情を自分自身でコントロールできるようになるには、簡単なことではありません。
しかし、適した教育方法と環境、そして、多くの体験や経験を組み合わせることによって解決することができます。

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