一般の高校生と不登校生との心理的自立の比較

入学時には、一般の高校生（530名男女）に対し、6因子中、4因子（将来志向、適切な対人関係、価値判断・実行、責任）が有意に低かった。

6か月後には、入学時に比べて、すべての因子で上昇がみられた。

特に、将来志向の向上が著しく、一般の高校生とのうつ傾向の比較でも6ヶ月目には改善していることから、自分の未来への明るい展望がひらけたことが示唆される。

これらより、総合的に、心理的自立が高まっていると考えられる。