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4年制高校って、どういう意味?

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高校生の不登校

4年制高校って、どういう意味?

高校4年生や高校5年生・・・がいる元気学園です。

何年も学校に行っていない時期があったり、行っていたとしてもずいぶん勉強が遅れていたり、年齢に対して精神的に幼さがある子どもたちが、学生生活のやり直しができる場所って、あるようで、なかなかありません。
予備校ともちがって、体も学力も、そして人間関係も、総合力をつけられる場所が、日本中にどこにもないので、高等部の延長として、ここに作ってきました。

中途半端な実力で大学に入って、大学を不登校になってしまったり、留年や退学をすることになるよりも、高校3年生+αをしてでも、きちんと力をつけたほうがずっといい。

将来大人になった時に、「ああ、あの時に、もっと学生生活をきちんと送っていたら、今と違った生き方ができたのに・・・」

といった後悔をする人がとても多いのですが、今なら、やり直しができるのです。

そのやり直しができる、日本でも数少ない場所です
(大人になってから、中高生の時に出会いたかったなぁという方、とても多いのですヨ)

必要なことに必要な時間をかけたら、その子の能力が花開きます。
総合力をつけることで、国公立大学や難関大学など、自分の自尊心にみあった再出発をしている子たちがいます。

後になって、「あの1年は価値がありました!」といった声や、「あの2年がなければ、大学をやめてしまっていたかも?」といった声が聞こえてきます。

しかし、このサポートをするのは、なかなかたいへんなのですよ・・・・。
過年生には、勉強を教えるより、精神面でのサポートである、気持ちを前向きにしつづけることが、想像以上にたいへんです。

だから、学びの場があることを喜んでもらえると、ありがたいなぁ・・・。

学校を休み始める前段階(不登校になる前)の年に戻って

子どもたちは、元気学園にきてから、猛スピードで、体の成長も、学力の成長も、精神的な成長もしているのですが、入学地点での実力と、同級生との差の開きを埋めるのは、そう簡単なことではありません。

すぐにそうなれる子もいれば、そうでない子もいる。

不登校になる原因の一つの学力不足は、かなり大きな問題です。
学力をはかるには、休み始めてからより、その前。
学校を休み始める前段階(不登校になる前)の1年を考えてみてください。
どんな様子でしたか?
もし、「授業を受けても、理解できない」というのなら、そこを無視しては、次の課題については語れません。

逆算は大きな失敗のもとに

その問題を解決するには、時間をかけて教えること。
子どもが理解できることを、コツコツ教えて、学力を定着させるしかないのです。

つい、締め切りの日程を決めて、逆算して予定を立て、そのスピードで乗り切りたい!と思ってしまうのですが、そんなに都合よくはいきません。

頭に入って、定着しなければ、意味がないのです。

学校で、同じ授業を受けていても、定着度が違うように、頭に入る量は、人それぞれ。
だから、本人のペース(=理解して、前に進む余力があるスピード)を無視することはできないのですよね。

同級生と比べない

親御さんの立場としては、同級生がマーカーでしょうから、比較は常に同級生。
子どもの成長を待つのはつらいものだと思います。
スタッフだって、焦っている親の気持ちをかんがえるとつらいです。

でも、思春期の教育問題は、長期的視野が必要です。
生きている限りその能力を使うのですから。
教育は財産です。

しかも、問題は、勉強だけではありません。
大学生活では、年齢相応の人間関係など、勉強以外のことは、もっと重要です。

勉強さえできれば、大学に行ける!と思ってしまいがちですが、イヤイヤ、大学も社会も、総合力をつけて進学しないと、また、がっかりすることに・・・。

年齢が上になって失敗をくり返すと、次は、なかなか立ち上がれません。

同級生から、少し遅れることがあったとしても、しっかり勉強を教えてもらえる環境がある。
会話や協力する練習ができる仲間や目上の人との関係を学べる関係がある。
そこで、本人も努力している。

こんな環境では、数年の遅れは、長い人生からすると、最短コースとなります。

大人になってからが長いのです。

焦らず急げ!

働けない、働こうとしない、仕事が続かないということが起こったら、この先何十年という時間の長い悩みになってしまいます。

また、出会う相手は、受けた教育や働く場所によってずいぶん違いがあります。

だから、今、腰を据えて向き合うことで、いずれ親、兄弟の大問題となるかもしれない事態を防ぐこともできます!

それは、明るい未来を拓くことにもつながっています。

だから、受験生とその親御さんは、今の、わが子の実力が、同級生と比べてどうなのかを正しく知り、今後のことを考えていければよいかと思います。

そういうわけで、元気学園の合言葉は、「焦らず急げ」なのです。

写真は、日本平キャンパス入口にある楠。楠には、神様が宿るといわれているそうです。

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