家では自由に時間をつかえるけれど、外にでると時間に追われて、人にも気を遣わないといけないから、耐えられない・・・・。
家と社会に温度差があって、外はつらいから家にいた~い。
となるのは、家の方が居心地がいいという理由だけではありません。
家にいるのは、学校に行けないのではなく、学校や社会にいるのがつらいからです。
家に逃げ込んでいるようなものです。
だから、学校や社会にいられるようにしないと、問題は解決しないのですよ。
学校には、行けないのではない、いられないのです。
一日もつ体力がある、勉強がわかる、人とつながる、協力できる、となることが、家から抜け出せる条件です。
一つ一つ丁寧にできることを増やしていって、総合力をつけていくのが元気学園です。
ここを卒業して、学校に行き始めた子が、
「元気学園にいたときは、自分はとても頑張っているんだと思っていた。
けれど、学校に行き始めると、あれくらい大したことなかったんだなって思います。
それに、自分はイヤだなって思うことも、同級生たちは当たり前にやってしまいます。」と口々にいいます。
「先生、学校のスケジュールに全部参加すると、かなり体力が必要ですよ」と逆に諭される。
「それって、教えてあげた事じゃないの┐(´~`;)┌」
と思うのだけど、相手は悟りの境地・・・・
学校復帰したり、進学した子たちと、こういう話題が、よくあります。