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インドネシア短期留学



インドネシアに短期留学。インドネシアの人は、大人も子供も優しくて、外国人である私たちを暖かく受け入れてくれます。ホームスティー先では、イブ(母)とアヤ(父)に、わが子のようにかわいがってもらったみんな。
その効果は、他人に対する壁が低くなったかな。
何かと出番が多くて、度胸もつきました!
次の回にインドネシアへ短期留学へ行くメンバーへと、つながる道をみんなが作ってきました。
十数日の様子を、どうぞ、一緒に楽しんでください。

1. 短期留学の旅日記 ちょっと長文になります
2. インドネシアの大学との交流 4大学とのつながり

出発日

静岡から羽田までは、バスでの移動。
朝早くに、集合。おっと、誰かの目覚まし時計が鳴ってますよ~!
どこから?スーツケースの中だ(笑)!!
羽田空港からインドネシアの首都、ジャカルタにあるスカルノハッタ空港へ、出発です。
留学生メンバーの家族が見送りに来てくれました。
行ってきま~す(^^)/~~~

飛行機内は満員。
1人両隣を外国人に挟まれた子がいて、話しかけられていました。
緊張気味だけど、ちゃんと会話出来た様子。
インドネシアでもその調子で頑張ろう!
今回のフライトは全然揺れず、着地のときもスーーッと滑らか。
天気と腕のいいパイロットさんに恵まれた空の旅でした。およそ7時間くらい、飛行機の中で、のんびりと過ごします。映画を見ている子が多いかな?

無事にジャカルタへ到着。
降り立つと、気温は28度。
湿気を含んだ空気の中を歩くとすぐに汗がでてきます。
荷物が1つ、待ってもなかなか出てこない…。
「違う国へ運ばれてちゃった」って話ありますよね~どうしましょ~なんて言っていたら、ちゃんと出てきました(ホッ(^_^;))。
先生からインドネシアのお金、ルピア紙幣を受け取ります。
お小遣いが、札束みたいに!
お金持ちになった気分?!みんな何だかウフフ顔(#^.^#)

空港の外ではパスンダン大学の先生と、以前学園へ留学に来た2人が出迎えてくれました。
久しぶりの再会にハグを交わし、懐かしい気分に。
そしてパスンダン大学のバスに乗り込み、インドネシアのすごい渋滞の中バンドンへと向かいます。

途中で夕飯を食べにお店に入ると、いつもの自信満々の顔がションボリ顔になっている男子がいました。
「財布…失くしたかもしれません…。空港でポッケに入れたのは覚えてるんですけど…。」
なんでも、さっき配られたお小遣いだけでなく日本円や学生証もその中にあるそうで、ごはんを食べている時もすっかり落ち込んでしまっていました。
おいおい、いきなり笑えないエピソードが出たぞ(-_-;)と思いましたが、運よく財布はバスの中で見つかりました。
顔にも笑顔が戻って、よかったよかった。

それからバンドンに着いたのは夜中の1時頃。
その時間までホストファミリーは待っていて、笑顔で迎えてくれました。
それぞれの家へ連れて帰ってもらいます。
何度か来ている子は平気そうでしたが、初めての子は少し心細そうな顔(^^;)
また明日、いや?もう今日か!じゃあまた何時間後かに会おうね~!

2日目

朝、パスンダン大学に集合。
みんなの顔を見るとホッと顔が緩みます。
ホームステイ先の人はとても優しくて親切だけど、やっぱりちょっぴり緊張だよね。
それに夜も遅く、あまり寝れなかったからか少し眠たげな顔。
それでも、「家がモスクの近くにあるから、朝のお祈りの時間に大音量のアザーンにびっくりして目が覚めた!」とか、「この前ホームステイしたところとは違っていて驚いた!」などなど各ホームステイ先での話で盛り上がっていました。
文化や慣習の違いを、身をもって学んでいきます。

今年は、大統領がパスンダン大学の卒業式に来られるということで、いつも大歓迎をしてくれる学長は、大忙しです。
午前中は、「よく来てくれました、元気学園!」と、パスンダン財団の先生方から歓迎していただき、インドネシアの歴史や地理についての話を聞いているうちにお昼ご飯の時間に。
お昼はホカ弁のお弁当。
う~ん、日本とはちょっと違うお味(^_^;)

午後からはアンクルンの演奏を聴きに、Udjo(ウジョー)へ行きました。
演奏が始まる前の時間にインドネシアで初めてのお買い物。
アンクルンや太鼓、キーホルダーにはその場で名前を書いてもらえます。
みんなショッピングを楽しんでホクホク顔に(#^.^#)

ショーのオープニングはガムランの演奏に合わせた人形劇から始まります。
語りはインドネシア語だけど、人形劇なので、なんとなく内容は分かるのですよね。
そのほか、子供たちによるインドネシア各地の伝統的な踊りや、アンクルンとバンドのコラボ演奏など、Udjoは演目が盛りだくさん。
子供たちもとてもかわいいです。
みんな次々と披露されるダンスや演奏を写真に撮っていました。

また、Udjoでは実際にお客さんがアンクルンを持って会場全体で曲を演奏できます。
この時、会場をまとめるのが指揮者の男性で、手を使って音階を表します。
例えば、おへそのあたりで手をグーにしたら、ドの音。
ドの音のアンクルンを持っているお客さんが一斉にアンクルンを鳴らします。
このように、手の信号に合わせてまずは、練習。
慣れてきたところで曲に移ります。
曲は主にどの国の人も知っているような名曲。
今回は“You raise me up”などでした。

最後はUdjoの子供たちが誘いにきてくれて、みんな中央の舞台でダンス!
手でトンネルを作ってその中をくぐったり、その場で回ったり、手と手を繋いだりして踊ります。
恥ずかしがってる男子もだんだんノリノリに♪
ここでは、何でもチャレンジ。自分の殻を破ってみたいと、みんな心に思っているのですよ。

3日目

写真は自己紹介の様子。
交流はまずはお互いの名前を知らないと始まらないですからね!
日本で練習してきたインドネシア語で頑張ってます。
でも緊張で忘れちゃった…というときは、小声で隣からヘルプしてくれました。仲間ってありがたい。

バンドン地質学博物館に行った…のですが、予約制だったらしく、入館できませんでした。
予約してないんかーい、とツッコミたくなりますが、これもインドネシアの面白さでしょうか(^^;)
とりあえず建物の前で記念撮影。
天気がすばらしく良かったです。

博物館に入れなかったから、バンドロスに乗ってバンドン市内を巡ろう!ということになりました。
学園生と付き添ってくれるインドネシアの方が乗ると、もう満員状態。
発車すると、空いた窓から風が入って気持ちがいい~。
バスの横をバイクがスイスイ抜かしていきます。
バスに揺られながら1時間ほどバンドンの街の景色を楽しみました。

お昼はケンタッキー。
インドネシアのケンタッキーは衣がサクッとしていて、程よくスパイシー。
日本よりおいしい気がします。
日本と違うのは、チリソースのセルフサービスがあるところと、セットメニューでポテトの代わりにNasi(白米)があることです。
白米がバーガーみたいに紙に包まれて出てきます。
初めて見た子はちょっとびっくり。
そういえば、マックにはブブールアヤム(鶏ガラのお粥)が売っていました。
国によってメニューがかなり違うんですね。

午後はアジアアフリカ博物館に行きました。
案内をしてくれる人の話を、日本語学科の生徒さんが一生懸命日本語に訳してくれました。
みんなそれを聞きながら必死にメモメモ…。
アジアアフリカ会議は、またの名をバンドン会議ともいい、ここバンドンで開かれました。高校の教科書にも載っていますよ。
植民地支配から独立し、平和を願うものです。

パスンダン大学のキャンパスに戻ってからは、さよならパーティのときに披露する伝統的なダンスの練習をしました。
ダンスを教えてくれる先生は、以前学園に留学に来た人です。
手や腰の動き、体のしなやかさが他の人とは全然違う!
みんなも見よう見まねでlet’s challenge!
写真は女子のセクシーな腰くねくねダンス。
みんな恥ずかしがってます (^^;)
「恥ずかしがらないで~、これはダンスだから!」
「I am beautiful!と思いながらやるのよ~!」
と声をかけてもらって練習しているうちに、段々さまになってきました。
パスンダン大学には、舞踊学科があるので、その先生たちが協力してくれていて、とても指導が上手です。

4日目

4日目は「ヤビパ」という山の上にある学校へ行きました。
写真は「イスラム教について知っていることを言ってみて」と言われ、1人ずつ発表しているところです。
中学生たちもしっかり答えていました(拍手!)。
ここインドネシアは、セレモニー好きな国らしく、どこに行っても、自己紹介をして、みんなに向かって、「挨拶を」と求められます。
だから、留学効果もあって、みんなそれなりに、大勢の人に向かってしゃべります。
普段、元気学園でも、大学に行って困らないように、発表の練習をしていますが、そういうことが、大いに、役立っているようです。ちなみに、今、日本の大学は、発表が多くて・・・不登校の子供たちの最も苦手とすることです。
環境&チャンスを整えてあげて、練習をいっぱいしよう!
留学は、大いなる刺激になります。もちろん、学園には、毎年留学生が来ていますが、その時も、同じ。何度も刺激を受けて、発芽するには堅い殻を破らなければなりません。本人にとって難しいことも乗り越えて、学園生たちの才能が開花します。

とても歓迎してもらったので、学園生たちもお礼にパフォーマンス。
「富士の山」「手のひらを太陽に」の合唱、男子の「ソーラン節」に女子によるダンス「TT」を披露しました。
男子は、とても声が出ていて、動きもピシッと、堂々としていて迫力があり、最後は大きな拍手!
女子の「TT」はとにかくかわいい♡
「フ~~!」という歓声とともに盛り上げてくれました。

こちらはお昼ご飯。
スンダの伝統的なお料理です。
混ぜご飯、鳥肉の照り焼き風、揚げ物、野菜の和え物、クルプ(海老せんべい)、野菜などなど、をいただきました。
スンダ料理は、手で食べます。普段は、フォークにスプーンにお箸になんでも使うのがインドネシアの人たち。手で食べるのも、上手です。

ご飯の後はアーチェリーやうなぎ掴み、竹馬などをチームに分かれて挑戦。大盛り上がりしました。
アーチェリーはなかなか難しく、誰も的に当たらない…と思ってたら、ビシッ!
Oさんが見事に命中。
さすが~!と思ってたら、またまたビシッ!
え~?!2本目?さすが野生ですね~!サバイバルできますね~!なんて言われてました。

沢山遊んでもらった後は、男子はサロンの身に着け方、女子はヒジャブの巻き方を教えてもらいました。
みなさんの近くでも、布をかぶっている外国人女性を見た事ありませんか?それが、ヒジャブです。
一通り教えてもらい、競争することに。
男子のwinnerはとめちゃん、女子のwinnerはまさちゃんでした。
大喝采をもらって、エッヘン。

男子、なかなか似合ってます!
女子もみんな、なかなかの美人さんに変身しましたが、特にHちゃんが似合っていて、そのまま現地人にいそうなくらいでした。
インドネシアは、人種のるつぼです。オランダの植民地だったので、肌の色も白い人もいれば、黄色、そして、褐色の人もいる。いろんな人がいるから、みんなそれぞれに、それぞれの生き方をしていて、自己肯定感も強い。だから、つい隣の人と比較して落ち込んでしまう人にとっては、ここは、生きていくのが楽かなと思います。

みんなヒジャブを被るとヤビパの子たちに溶け込んで、どこにいるのか分からない(^^;)特に後ろ姿!
さて、写真の中で女子はどこにいるでしょうか?
後ろにいますが、分かるでしょうか~?
ヤビパの子達はとてもいい子で、明るく、ノリがよく、元気いっぱいでした!
写真からもそれが伝わると思います(^^)
ヤビパのみんな、1日遊んでくれてありがとう~!

5日目

午前中は2回目のダンスの練習です。
1つ1つの動きは覚えたけど、順番が覚えられませ~ん(^^;)
みんなファイト!
ダンスを通して、インドネシア語を学び、交流をしています。

午後からはお買い物にTwalkというショッピングモールへ行きました。
他の子へのお土産や、バティック、お菓子を「どれにしよ~」と言いながらワイワイお買い物。
支払いのときは、インドネシアの人がサポートしてくれるから安心です。
お土産ナンバーワンは、beng-beng(ベンベン)!
ウエハースの周りにキャラメルとチョコがかかったお菓子で、学園でのヒット商品です。

6日目

この日はパスンダン大学の卒業式。
卒業式は、とても名誉なことで、家族総出でお祝いをします。
セレモニー好きな国民性ですからね、大勢が押しかけますが、一人の生徒に二人の付き添いのみです。許しちゃうと、家族一同で来ちゃいますから(;^_^A。
学園生も招待を受けて参加してきました。
緑のブレザーは「卒業式に着てください」といただきました。
みんな似合っています。
セレモニーホールまでの道は大混雑。
沿道では花束や卒業式の記念グッズを売る人や卒業生とその家族で写真を撮る暇がないほどでした。
人をかき分けて会場に入ると聞こえてくるのは、ガムランの生演奏。
卒業生とその両親も参加しているので、会場の中も人で溢れていました。

お手洗いに行くと、以前学園に留学に来た人とばったり遭遇。
卒業生らしく、黒いガウンに角帽を被っていました。
ガウンの下に着ているのはバティックです。
居合わせたラッキーボーイが美人さんとツーショット。

卒業式が始まりました。
オープニングセレモニーが終ると、教授の先生方が入場してきます。
おお~貫禄がすごい!
全員起立してインドネシアの国家を斉唱。
歌い終わると、女の人がコーランの一節をアラビア語で、独特の抑揚と余韻とともに朗読。
次にエディ学長先生の挨拶があり、元気学園生の参列を日本語で歓迎してくださいました。
会場からも大きな拍手。
感激しました(#^^#)

今回の留学は、この卒業式に招待されたことで急遽決まりました。
「大統領も来られるので、ぜひ来てください」って、え~⁈大統領来るんですか?
大統領って、ジョコヴィさんが?本当ですか??
「80%の確率です」
100%じゃないんですね!でも、会えるならお会いしたい!
どうも前の日に大統領が来るからその準備で道路が封鎖され、道がいつもに増して渋滞していたという話だったので、「これは本当に会えるかも~」と期待していました。
しかし、残念ながら大統領は来られず、お会いすることはできませんでした(+_+)
その代わり、代行で来ていた文部科学大臣にお会いしました。SPの方をたくさん引き連れて、みなさん丁重なおもてなし。

来賓の方々のお話が終わると、各学部での成績優秀者の名前が呼ばれ、歓声が上がりました。インドネシアは、学歴重視の国。立身出世を望むには、教育が必要と考えています。
卒業証書は、1人ひとり教授の先生から受け取り、角帽の房を右側から左側へとかけ直してもらいます。
「学生」のときは房を右側に垂らし、「学士」になると左側に垂らすのだそうです。

卒業式が終わった後、少し外に出て写真撮影大会。
緑のブレザーを脱いで、バティック姿でハイ!ポーズ☆
着ているものが違うと、いつもだったら恥ずかしがってしないポーズなどもすぐにやってくれます。
男子と女子でツーショットを撮ったり、教えてもらっているダンスの決めポーズをしてみたりして、「サトゥ、ドゥア、ティガー、カシャッ☆」。
みんないい顔!笑顔がはじけてます!

お昼ご飯は焼肉としゃぶしゃぶが出来るレストラン。
焼いて、しゃぶしゃぶして、パクッ!
男子はもっぱら焼肉。
天板の底が見えないくらい肉を敷き詰めて焼いていました。
イスラム教なので、豚肉は食べないけれど、牛肉も鶏肉もオッケーです。

パスンダン大学のキャンパスに戻った後は、さよならパーティの準備。
女子も男子も衣装にお着替え。
女子はメイクもしてもらっちゃいました(#^^#)
おお~みんなかわいい♡
ちょっと大人っぽくてステキだよ~!

男子はこんな感じ。
みんなカッコいい!似合ってるじゃないですか!
表情もいつもとなんか違う!
衣装が自信を与えてくれているのでしょう(^^)

「心の友」や「未来へ」をその場にいた全員で合唱。
女子が踊ったAKBの「フォーチュンクッキー」はインドネシアのJKTもカバーしているので、向こうでも人気。
振り付けも簡単なので、みんなでdancing!
盛り上げにぴったりです。
インドネシアの方が、この1週間の写真をビデオムービーにしてくれました。
BGMは「ひまわりの約束」。
曲とともに次々に映し出される写真には、いい笑顔をしたみんなの顔が(#^^#)
写真1枚1枚に、その時、その瞬間のみんなの気持ちが表れています。
「あぁ、この時こんな風に笑っていたんだな」「すごく楽しかったな」「こんなこともしたな」
あっという間の1週間を写真で振り返って、「もう最後なんだ」と感じたのか、少しみんなの目がうるうる…。
「ひまわりの約束」の歌詞や曲調も心に響きます。
男子はインドネシアの人と肩を組んで口ずさみながら見ていました。

最後は、学園生が教えてもらったインドネシアの伝統的なダンスを披露。
おお~うまくなってる!
男子は動きが力強く、きびきびと、女子は手や腰のクネクネがいい感じ!
大歓声でした。
みんな終わるとホッとしてやり切った表情にε-(´∀`*)
部屋に鏡があったから家に帰った後一人で練習してたとか、カメラで撮った映像を見て確認してたとか…みんな昼間も夜も空いた時間があれば練習していました。
一人は、当日踊れるか考えていると夜なかなか眠れず、朝寝坊して、起こしてもらったとか(^^;)
みんな練習の成果が出ていました。
そして何より、ダンスを教えてくれた先生がすごい!
みんなが人前でこんなに踊れるなんて…!
本当にありがとうございました!

最後は写真の撮影大会。
インドネシアの人は写真が大好き。
男女問わず、一緒に写真撮ろう!と誘ってくれます。
1週間インドネシアの人といて写真慣れしたのか、みんな自撮りだってノリノリ。
殻を破ったかな?
みんなで集うのは、今日が最後、写真に思い出を沢山残していました。

最終日

これが、最後のお別れです。
お昼にパスンダン大学を出発し、スカルノハッタ空港へ向かいます。
「また会おうね~!」「また来てね~!」「日本にもおいで~!」
お互いに言いながらハグやハイタッチ。

2度と会えないかもしれないと思うと、涙が溢れます。
最初は不安で日本が懐かしい気分だったかもしれない。けれど、1週間共に過ごすと、そんな気持ちはどこかに行って、別れが辛くなるくらいインドネシアの人と親しくなりました。
学園の子は大体が人見知りだけど、インドネシアの人は誰にも人見知りをさせない。
目が合うと、にっこり。
そっと傍に寄ってきて、どうしたの?と気楽に声をかけてくれる。
フレンドリーで明るく、面白く、積極的で優しい人たちです。
そんな人たちと出会えてよかったね。

人間をもっと好きになるといい。

インドネシアの人に感化されて、今までは遠くから見ていたような事を「自分もやろう!」というように、みんなにも積極さが増したように思います(^^)

バスに乗り込み、空港へ出発します。
バスが見えなくなるまで、ずっと手を振ってくれていました。
「気を付けて~!」「また来てね~!」「次は日本へ行くよ~!」
声は聞こえないけど、言葉が伝わってくるよぉ!!
バスの中からも「ありがとう~!」「またね~!」「待ってるよ~!」
きっと届いたと思います(*^^*)

空港へ着いて、荷物を預けるところへ行くと、「遅かったね!」と聞き覚えのある声。
えっ⁈なんでいるの⁈
インドネシアの人が見送りに来てくれていました。
「サプラ~イズ!」
ほんとに最後まで、人情に厚い人たちです。
「どうやって来たの?いつの間に?」と聞くと、「君たちのバスの後ろをこっそりつけてきたんだ。みんなバスでよく寝てたね。全部見てたよ!」とジョークも忘れません。
これが本当に最後のお別れ。
もう1度ハグを交わしました。
今しか触れないから、とお互いの体をバンバン叩きながらのハグ。
「本当にありがとう!」
またちょっと目がウルウル。
出発ゲートをくぐるまで、ずっと手を振ってくれていました。

搭乗までの時間、新しくなった空港は、お店もすべてリニューアルされています。空港内で夕飯を食べたり、残っているお金でお土産を買ったりして過ごしました。
みんなちょっと気が抜けたのか、目がトロンとしてたり、お疲れな表情。
1週間あまり頑張ったもんね。
飛行機に乗ると、離陸前には既にぐっすり。
写真は離陸直後に飛行機内から撮ったもの。
天気も良く、夜中に離陸だったのでジャカルタの夜景が一望できました。
ぐんぐん遠くなっていく街並みを見て、ちょっとしんみり。
インドネシアのみなさん、本当にありがとうございました!
Terima kasih banyak!

まぶしさに目を覚ますと、朝日が輝いていました。
気づくともう東京上空。
日本に帰ってきました。
これからバスに乗って、学園のみんながいる静岡へ帰ります。
ほんとに、無事に行って帰ってくることが出来てよかった!
この交流を通して、今回インドネシアにホームステイしたメンバーはインドネシアの文化や人柄に触れ、多くのことを感じ、学んだと思います。
それを大いに吸収して、自分の力にしていこう(^^)!
そして、これからも、パスンダン大学と元気学園のこの素晴らしい交流が続きますように。