不登校の原因:心の問題 

      

 

不登校:心の問題のとらえ方

教育関係者の多くが、不登校を心の問題として解決しようとしているところに、問題解決を遠のかせる原因があるのではないでしょうか。
なぜなら、人の心というものは移ろいやすいものだから。
学校生活の中で、活発で勉強や運動ができて、人気者だったら学校は楽しいところ。
逆に、体がだるく疲れやすかったり、勉強が分からない、運動が苦手、友達ができないとると、学校は子どもにとって辛い所でしょう。すると気持が落ち込み、やる気も失せていきます。

心の問題 
  • 身体の問題、学力の問題、
    その他、友人関係、

    コミュニケーションの問題など

  • 【心の問題】
    気力の低下、やる気の喪失




さて、それが、心の問題かどうか。
やる気が失せるのは、やる気の問題なのでしょうか?
気持ちが落ち込む原因を取り除かなくては、問題は解決できません。
勉強が分からないなら、分からないところをなくす。
人間関係が苦手なら、人と仲よくする方法を学ぶ。
そういうように実力をつけるのが先ではないかと思うのです。


勉強が嫌いな子どもがどうしてあんなにゲームには夢中になるのかというと、「勝てる!」と思うから。
「負ける」と思ってゲームをしているわけではありません。
勉強も同じで、テストの点数がいい、成績が良くていい気分の時には、いっぱい勉強します。
しかし、「やってもダメかも。」と思いだした途端に、テキストを開くのがイヤになり、鉛筆を持つのがおっくうになってきます。
人間関係をはじめ他の事でも同じです。
二次的に気持ちが落ち込んだり、ふさぎ込んだりすることばかりに原因を求めても、「なぜ心がそうなってしまうのか」その根本のところに着目しなければ、問題は解決できません。

とらえどころがない心に原因を求めている間は誰の責任でもないことですが、その解決ということになると、いろんな現実に目を向けることになります。
人は誰しも、自分のできない事や苦手なことの話はしたがらないものですから、子どもから聞き出そうとせずに、察して下さい。
子どもの不登校でお悩みの父母の方々は、今一度、子どもの状態について、別の視点から見てみて下さい。
 
元気学園では、元気開発プログラムによって根本からの解決に取り組んでいます。

【元気開発プログラム図】

運動療法・作業療法・食事療法

体を健康にして体力をつける。

学習

勉強を教え直して、次へのステップに
繋げる事のできる学力と自信を付ける。

コミュニケーション

学園生活と寮生活を組み合わせた教育で、人と仲良くする練習をします。
人と一緒にいられるようにするのは、社会に出るにあたって、とても大切なことです。
あたたかい人間関係の中で気づきを増やします。