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不登校の子どもたちを30年以上見てきて、9割以上の子どもに学力の問題があると感じます。
休まず学校に行っている子どもの中にも、勉強ができない子もいます。
ですから、勉強ができないからといって、不登校になるわけではありません。
しかし、勉強が分からないことは、不登校の大きな原因です。
学力不足と感じられる90%の子どもたちは、
〇理解力が不足している
〇今の実力が学年から大きく離れている
〇プライドに応じた成績をとることができない
など、かなり時間をかけないと、学力の穴を埋めることができません。
元気学園では「実力はすぐにはつかない」と口癖のように言っています。
同級生が6時間授業をして、さらに塾で勉強しているのに追いつこうとすれば、それ以上を必要とするものです。
実力をつくまでの間は、本人が一日一日を積み重ねていくしかありません。
これは、他の人が代わることが できないものです。
周りが助けられるとしたら、子どもが実力をつけるまで努力をし続けられる環境を提供することだと思います。
元気学園では効率の良い勉強方法によって、基礎学力をしっかり身に付けます。そのうえで、高校の勉強を積み重ね、大学受験までサポートしています。学習習慣を身に付けたり、勉強の仕方を学んだり、子どもたちの学力の「核」となるものを身に付けることに力を注いでおり、学力指導には自信を持っています。
本当のところ、子どもは勉強で困っています。不登校のこどもたちの90%以上は学力不足です。
そう言うと、「うちの子は進学校に合格しているし、優秀です。」とおっしゃる父母がいますが、本人は、隣で黙っています。
子どもが日々苦労していることは、競争相手だと思っているものの中(学校内)で、どうか?であって、社会一般の中での基準ではありません。
勉強の穴を埋めて、わかるようにするにはどうしたらいいのでしょうか?
それには、「勉強することです。」と言いたいところですが、答えは違います。
まず、脳が動くようになることです。
脳が動かない状態で勉強させればさせるほど、勉強が嫌いになってしまいます。勉強しているのに、努力が報われません。
だから、机に座って勉強をさせずに、脳を動かす練習の絶好の場所として、日本平キャンパスでの作業療法が有効なのです。
元気学園では、着実に学力がつくことを重視しています。
コツコツ積み重ねないと、学力は身につきません。
時間はかかるかもしれませんが、最終的に結果に繋がります。
勉強ができるというのは大きな自信になります。
不登校を乗り越えるときに自信をつけてスタートがきれるようにしてあげたいと思いながら、学習指導をしています。