不登校の原因:身体の問題 

      

 

不登校の原因:身体の問題


元気学園では、体調不良や、やる気が出ない原因を、原因不明とうやむやにせず、医学的な視点からみて明らかにすることが重要だと思っています。

気持ちの問題として考えられていることが、実は身体に原因がある場合があります。

元気学園では、 心臓、肺、脳の状態、側湾症をはじめとする骨の歪み、ホルモン、自律神経系の問題、 過敏性腸炎やお腹のガスなどについて、長年、医師の協力のもとで注目してみてきています。

子どもの訴えや状態と関連した明らかな病状の傾向と特徴があることが分かってきています。

子どもたちは、多くの訴えをしてきます。
ずっと訴え続けられるお母さんは、病院にみてもらっても、特に問題なしと言われるので、うちの子は「大げさなのでは?」と思ってしまうほどです。
実際に相談に来る方の中には、小さいころから病院に通っていたけど、調子の悪い原因が分からなかった、治らなかったという方が多いです。
しかし、視点を変えれば違って見えてくることもあります。


元気学園では、子供の訴えには、必ず理由があると考えて、まずは、耳を傾け、対応すべき事とそうでない事を見極めていくことが重要だと考えています。
その見極めには、元気学園では、医師による診断と医療検査をはじめとし(体調不良の原因がみつかることがよくあります)、教育や心理など、領域を超えて、多方面から見ることで、原因を解明し、臨界期を考慮し、その結果を日々の教育に活かしています。
子どもの愚痴や文句、他人への批判が多いのは、体調不良のせいかもしれません。
体調が良くなれば、文句やイライラも減り、本当に必要な事に目を向けることができます。
調子が良くなれば、元々持っている能力が発揮できます。
身体のどこかがいつも痛い、辛い、だるいというのは、気力の低下ややる気の喪失といった、心の問題にも繋がります。
心の問題 
  • 体がだるい、辛い、いつもどこかが痛い

  • 気力の低下、やる気の喪失
    イライラ、頑張れない



元気学園は、体調不良を伴う不登校の子どもたちを教育するのがもっとも得意としています。
だるい、やる気が出ない、人と一緒にいると疲れるというのは、心の問題だけではなく、体からきているかもしれません。
体が元気になれば、それにストレスに強くなり頑張りがきくようになってきます。

〇この指とまれ、体験談

不登校と臨界期
ー身体ー


体の成長にも臨界期があります。 成長期には食べるとその分栄養となって身長が伸びる。 しかし、ある時期を過ぎると、決して身長は伸びない。
食べた分は太る一方。
身長だけでなく、体の器官である、心臓や肺、腎臓、肝臓、小腸、大腸、筋力そして、脳。
これらすべてが、大きくなり、強くなり、機能が拡大する。
そのおかげで、健康な体が作られる。

心臓外科の先生に元気学園での運動療法をする前と後で検査結果を比較してもらうと、一目瞭然で心肺機能が高まっている。
「これは手術では直せないこと。日常生活で栄養をとって、運動をしっかりとったからよくなったんだよ。よかったね。」と患者である生徒に言ってくれる。

病気もいろいろあって、盲腸のように手術をすれば完治する病気と、生活習慣で改善するしか方法がないものの2通りがある。
手術はすぐに終わるが、生活習慣を正すものは、すぐには効果はでない。
数ヶ月から年単位での対策が必要となります。

成長期に体の不調を直し、体の各器官がよりよい働きをするようにする事は、その年齢を過ぎた場合と比べると数倍効果が高い。
一生使う自分の体。健康であることは人生の質を高めます。
身体の発達の臨界期を考慮に入れると、成長期に太陽の下で活発に運動することはとても大切です。