不登校に向かい合う
不登校:臨界期と適時性(18)
寮のあるフリースクール元気学園として、子どもたちを預かってきて30年が過ぎました。
年齢の違う子どもたちが不定期に入学し、卒業していきます。
どの子にも、再出発のチャンスがあり、笑顔で過ごせる毎日になって欲しいと願っていますが、年齢によって、成長の度合いが大きく違うことは、否めない事実です。
「もう少し早く出会っていれば」と嘆く、本人や親を目の前にし、また、指導する立場として、心身の発達、脳や神経の発達において、年齢がもっと低ければ、もっともっといろんなことが解決できたのではないかという、気持ちの中にいます。
不登校に時間の感覚を取り入れるということは、決して、不登校の子どもたちやその親を焦らせるためのものではありません。ただ、時間の経過と共に起こることを知ってもらって、子どものために、的確な対処をしてもらいたいという気持ちで、このページを作りました。
- 不登校対策 中学2年生までという時期
- 不登校に時間の感覚を取り入れる
- 合い言葉は、「焦らず急げ」
- 成長の鍵 不登校と臨界期その1
- 成長の鍵 不登校と臨界期その2 身体
- 成長の鍵 不登校と臨界期その3 脳の発達
- 成長の鍵 不登校と臨界期その4 睡眠と生活習慣
- 環境で人は変わる
- 自助努力できる子に
- 協力することについて進化心理学の観点から
- 気持ちが思考を止めている
- 子どもの睡眠時無呼吸とあごの発達
- 不登校の勉強の遅れを取り戻す [できない穴を埋める勉強]
- 躾は人とのコミュニケーション能力を高めるスキル
- 器用さを手に入れる
- 約束を守る子・・・スタートで遅れない
- 勉強の難易度、量、スピードを子どもに合わせて
- 食事は大切です。食欲=生命力
不登校の本人と父母の体験談 この指止まれ
「不登校の子どもをもつお父さんやお母さんを助けたい。何かお手伝いできることはありますか?」
こんな、相談を時々受けます。
不登校の父母が、元気になるのは、唯一、子どもが元気になること!
これ以上の特効薬はありません。
元気になりたい人、この指止まれ!!
子どもを笑顔にするには、父と母の奮闘があります。
闇の淵から明るいところに出てきた親子の、夢や希望だけじゃなくて、本当の話。~だったら、でなく、もし~なったら、でもなく、本当の体験談です。
質問内容は、
Q1どのくらいからあれっ、不登校かな?と思い始めましたか?
Q2不登校になって、まずどうしましたか?
Q3その時、家族として一番困ったことは何ですか?
Q7連れてってみようと決めたのは何ですか?
順次アップしていきます、お楽しみに!
- 不登校本人の体験談:放射線技師の大学順調です
- 本人の体験談:不登校も含めて今は良い思い出(笑)
- 元気学園マジック!不登校講演の満足度と感想
- 本人の体験談:不登校は大問題だと気付いた今思い出すと涙が
- 不登校本人の体験談:生きる力を失っていた私だけどがんばりたかった
- 中学女子不登校の母の体験談
- 頭痛の不登校男子をもつ母の体験談
- 中高生女子の不登校;理由が分からない母の体験談
- 腹痛がつらい男子中学生の不登校;母の体験談
- トイレが気になる不登校女子のお母さんからの体験談
- 自信を失った男子小中学生不登校の母の体験談
- 不登校の時、母と子の気持ち(親子版)
- 不登校の本人に聞いてみよう!本人の体験談
- 超進学校の不登校の息子;母の体験談
- 不登校本人の体験談:当時は正直ほおっておいてほしかった(親子版B)
- 不登校の相談、母だけ1年通ってきて(親子版B)
- 分かってないと親が気づいた不登校からの再出発
- お腹が痛い中2女子不登校・お母さんの体験談
- 兄弟で不登校:苦しさを乗り越えた母の体験談
- 中1の夏休み明けから不登校へ:父親の体験談
- 起立性調節障害の不登校、父親の体験談
- ゲームに没頭する男子の不登校;母の体験談
- 朝起きられない不登校;母の体験談【不登校の父母の体験談】
- 中学校で自信をなくして;男子不登校の母の体験談
- 私は寂しいのオーラを感じて:女子不登校母の体験談
- 帰国子女の不登校面倒見のよい学校探し:父親の体験談
中学生の不登校(29)
中学校の不登校について、前兆から、原因、対処方法、学校復帰のポイントまで順に書き足していきます。
中学生の不登校は中学生のうちに、高校生の不登校は高校生のうちにしっかり向き合うことが重要だと思います。
今まで30才くらいまでの相談や教育をしてきて、学園スタッフからみると、中学生の頃はかすり傷程度だと思うほどの問題でも、年を追う毎に、大きくなってしまいます。早めの根本的な(←ここがポイント。根本的になおすつもりでないと、対処するだけでは長引いたり繰り返したりしてしまいます。)対応が、家族の幸せにつながります。
- 中高一貫校の不登校:成績が上がると急に元気に
- 格差を生み出す原因は中高生にあり
- 男の子の育て方 子育てに必要なのは、おやじ力
- ぜんそくが治った
- 一人っ子の特徴 - part1
- 不登校を直すポイントは、ちょっとした遠慮
- 不登校の家と社会の温度差
- 不登校の8月:夏休み
- アジアで不登校が急増する理由
- 不登校の4月:中学、高校編
- 不登校の4月:新中1編
- 運動方程式F=maは人生にも当てはまる
- 「逃げない」練習をしよう
- 不登校の子どものイヤを解消する親の対応方法
- 不登校はすぐ直る・・・けどね
- 不登校生18才までに身につけておきたい事
- 他人を悪者にせずに世間を広げる方法
- 人と助け合って達成する成功体験を
- 不登校ドミノ倒しの法則
- イヤを言い立てすぎた結果、人がまわりにいなくなる
- 不登校の子どもたちが訴えてくる体調不良
- 不登校と社会的スキル
- 起立性調節障害と不登校
- 不登校が始まった時には
- 不登校って解決しますか?
- 不登校と昼夜逆転
- 不登校は心の問題と思っていませんか?
- 不登校の前兆は2年前
- 子どもに与える刺激、そしてその効果
- 目を離しても大丈夫な子育て
- 子どものイライラ、学校と家庭の隙間の問題
- 上の子が下のきょうだいに与える影響
- ドラえもんに見るゆとり教育
- 子どもの教育と貧乏という家庭教師
- 努力してできる事とできない事を見極める子育て
- 不登校の子どもの競争心と、ストレスの与え方
- 食べ物の好き嫌いをなくす秘訣
- 日本平キャンパス効果:素直になっていく
- 20歳になった時の姿を予想する子育て
- 不登校と心臓の関係:心臓の状態をチェック
- 予想しない不登校で悪夢のような日々
- やる気と強気は同じ木、でも弱気は?
- 人としての魅力を育てよう
- 運動と勉強を組み合わせると脳の働きがアップ
- 不登校:問題の先送り
高校生の不登校(24)
高校生の不登校は、その学力と将来の希望によって、大きく教育方法が違ってきます。
フリースクール、サポート校、通信制や単位制高校など多くの施設が全国にあります。
問題解決には、目的に合わせた施設と出会うことが、近道です。
元気学園は、体調不良を伴う子どもたちを健康にすることを最も得意とし、それと同時にコミュニケーション能力や学力をつけるところですので、元気学園の卒業生と同じような将来を希望する子どもたちにとっては、効果がでやすい施設なのではないかと思います。
「不登校と臨界期」「中学生の不登校」とは、重なる部分が多いので、ぜひ読んでみてください。大学受験や大学に入学した後のことにもふれていきます。
- 体力があるとストレスを感じにくくなる
- 子どもの言葉に負けないお母さんの愛、防衛大学卒業
- 不登校の姿勢が悪いのは漏斗胸や骨格変形があるかも
- フリースクールから第一志望の大学に合格しました
- 英語が30点から155点に、高校生の不登校の一番の苦しみと喜びは?
- 話を聞く様子で、学校復帰の時期がわかる
- 大学合格で、小・中・高での不登校の劣等感が薄れるといいな
- 臨界期を逃さずに教育したら直る!だから、日本の子どもを助けて
- 商家の家訓から、家が続くことと不登校問題について
- 一人っ子の特徴 - part2
- 時間が守れない悩み(スタートに出遅れない)
- 不登校をしているときのお母さん、その真面目さが怖いんです
- 不登校の4月:新高校1年生編
- 不登校、教育の成果:逃げない姿勢
- 人間関係の問題は人の中でしか直せない
- 大学薬学部の先生に聞く実習事情-不登校との関係
- 不登校の認知行動療法
- 高校生の不登校を大学に持ち越さない
- 4年制高校って、どういう意味?
- 卒業生たちの行方は、第二の成績表
- どうなっちゃうんだろう日本:教育現場から
- 世の中は、予定通り。だから、うまくいくし、うまくいかない
- 不登校の問題としてこの先に何を見るか
- 虚弱で外出するのがツライからスタート
- 不登校の解決を遅らせる原因:小さな王国の権力者
- カフェデリランチでうちごはんin元気学園
- 私、誰よりも変わったと思う
- 1秒の前に友達をやめようと思う理由
小学生の不登校(1)
小学生の不登校、中高生になってからと比べると、解決がはやい!
というのは、他の誰かと比べてではありません。
本人の中で最速。
不登校は、手をつけるのが早ければ早い方が、親子が楽です。その理由はページをクリックして読んでくださいね。
早く対処して、解決してしまえれば、小学生の不登校は、ほんの笑い話です。
しかし、小学生の不登校は、難しい問題もはらんでいます。
ほとんどが中学になっても不登校のままで、そのままでいると、「学ぶ」ことや、「働く」ことの基礎を知らないまま大人になってしまいます。
これは、とてもたいへんなことです。
子どもがお母さんと離れられるか、お母さんがしばらく付いてこられるかなど、様々な状況や、子どもの精神年齢、発達の様子によっても受け入れ態勢は違うけれど、「直るチャンスを!」と思っている親子と、「これなら直せる!」と思う学園との良き出会いができればと思います。
研究:運動療法による不登校の心と体の変化
日常生活に有酸素運動を多く取り入れる運動療法によって、不登校の子どもたちの、体と心がどう変わっていくか、日本大学と共同研究した結果を学会で発表しました。
はその結果、食欲は1ヶ月で改善、疲労は5ヶ月で改善しました。心臓の状態は1ヶ月で改善し、起床後の気分やうつ状態は3,4ヶ月で変化しました。
心の変化は、体の変化ほど急速ではないものの、心臓の循環器機能の向上に誘発されるように、4数ヶ月後に明らかな改善を示すことがわかりました。
この結果から、心より体の方が先で、体力をつけたり、体を健康にすれば、気持ちが後からついてくるということですね。
研究はこれからも続けていく方針です。