不登校の解決を遅らせる原因:小さな王国の権力者
その国の王はもちろん本人
今から書く話は、不登校の原因ではありますが、それ以上に不登校の解決を遅らせる原因となります。
家族構成から言うと、
例えば、兄弟の一番上。
お父さんが単身赴任や忙しくてあまり家に居ない家庭。
年の離れた妹や弟がいる。
おじいちゃんおばあちゃんが世話をしている。
こういった場合に、家庭内に一つの国ができます。その国の王はもちろん、本人です。
兄弟の一番上の場合、外では遠慮して小さくなっているけれど下の兄弟の中では、一番強い。
何と言っても、子どもの頃の1年の力の差って結構大きくて、弟や妹に対しては偉そうで絶対権力者。
子守役にしてしまうと・・・・・
年の離れたきょうだいがいる場合は、その子の世話をするということで、お母さんからは学校に行かなくても便利がられているし、小さな子どもからは、遊んでくれるから好かれているし、その幼子に対しては、すべての能力を凌駕する絶対権力者。
でも、国民はたった一人だったりするけれど・・・(~_~;)。
あっつ、お母さん気を付けてください。子守役にしてしまうと、今はよくても、赤ん坊はすぐに大きくなるもの。その時に、本人が、社会で通用しないと気が付いて絶望しますからね。だから、自分のことを一生懸命するように仕向けましょうね。
お父さんが不在の家庭に起こるのは、お父さんの座に子どもが居座り、お母さんを自由に操る権力者。お母さんは、なぜか、仕えてしまうんですよね。
おじいちゃんおばあちゃんを手下に、お孫様は、わがまま放題の権力者。
な~んてことが、よくおこっています。
絶対王政を作ってはいけない
中国が一人っ子政策を行うことでうまれた小皇帝。
それと同じことが、学校に行かないことで、おこります。小さな国の中の権力者。
国民は、一人であっても、そこでは絶対王政ができるのです!( ̄ー ̄)
学校では決してありえない権力が手に入ります。
さて、これを解決しようとすると、たーいへん。
有史以来、権力の剥奪って、猛抵抗にあうのです!
でも、その権力を奪わなければ、仲間という、どんぐりの背比べの中には入れません。
家の中だけで王様になるとあとがつらい
だから、こういった構図の家庭におこる問題って、本人がつらいのです。
王様が、平民にはなれないでしょ。まさにそれ。
家でどんなに偉そうにしていても、外の社会では、みんなと同じですから・・・・。
望むべくは、自分の力で一国の主となれるように、力をつけようと価値観の変換です。
最近は、このような家庭は、とても多いと思いますよ。
うちのことだ!と思われた方は、すぐに権力の剥奪もしくは、国民を奪ってしまうかのどちらかで、解決に取り組みましょう。

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