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卒業生たちの行方は、第二の成績表

卒業生たちが、大学でどう過ごし、就職してどうなのか気になる

役所からの問い合わせがあって、しばらくぶりに卒業生に電話をすると、
「はい、○○です。」
わー、電話に出た(→ってことは、元気なんだ)
大学を卒業し、就職して、うまくやっているそうです。
あ~~~、よかった。

ちょうど、医学部に進学した卒業生からも、「元気にしていますよ~。」との連絡が、
看護学部に進学した卒業生からも、手紙がきていて、「バッチリ元気です。」
この前は、工学部に進学した卒業生が、親子三人で挨拶に来て、「ゲンキしてます。」
って言っていたし、みんな、笑顔で活発に過ごしているというのは、嬉しい限り。

一番の心配は卒業したその後のこと・・・

どこの大学に合格するか、大学名、進学率や就職率、学校復帰率も、元気学園の成績表のようなもの。
それには、みんなが、良い成績を出してくれているので、ありがたいことです。

しかし、実は、一番心配しているのは、その後どうしているか。

大学に合格するのはそう難しくないし、中学校に復帰してしばらく行くくらいなら、すぐにでも直せる。

でも、続けて行けるかどうか、続けて就職して働けるかは、別問題で、ここが重要なのですよ。

とりあえず、最初のスタートはうまくいっているのかなぁ・・・と、安堵したセンセイたちでした(⌒∇⌒)。

余談ですが、国立大学を退官後、私立大学に教えに行っている先生、
その方が元気学園に来て、「うちの大学の生徒は、授業中は、寝てるか、聞いてないかのどちらかで、やる気がみられないし、大きな声では言えないけれど、就職率は10%しかないんだ」と言っていました。
4年間私立大学に行かせて、それじゃあ、親はトホホホ・・・・・(^_^;)。

うちの子たちには、社会で役割を得てほしいなと思います。
それには、社会の要求する基準に達するように、実力をつけることですから、スタッフ一同、力をあわせて、子どもたちに力が付くように頑張ります!


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