子どものイライラ、学校と家庭の隙間の問題
疲れた!が引き金になって・・・
何か活動をしていると、みんな体力差があるので、疲れ方が違います。
それは、ある程度理解しているので、休憩を多めにとるようにしているのですが、それでもという時のために、「疲れたら言ってね。」l「休憩してね。」と声をかけておきます。
しかし、後になって、疲れたー、もうイヤダーと泣き出したり、ものすごく不機嫌になることがあって、それが引き金となる事件は、大事件(関わっている人の悪口など)に発展することがあります。たいへんだ!!
実は、これって、不登校の原因の一つです。
また、不登校ではなくても、学校ではへらへらしているのに、家でにいるときは、すごく機嫌が悪いという子いますよね。その不機嫌の原因でもあります。
この問題は、学校であったことを家に持ち帰るので、その隙間に入り込んで、どちらからも意味不明の領域ですが、学校と寮生活を連続して見ている元気学園では、はっきりとわかります。
これについて、原因と、解決策を探し続けています。
まず、自分の状態がわかるようになること
まず、言えるようになること。
状態を言葉で表現できるようになるというのが目標です。
でも、「休みたい」と言いずらい状況とか、今言うのは、まずいという事より、
その前の段階として、自分がどんな状態かわからないというのが大きいように思います。
疲れているかどうか、イヤになっているかどうか、その時はわからなくて、後で、すっごーーーーく、嫌で自分だけ辛いことをしたような気分になってしまうのです。
自分のことを、自分でよくわかっていない?!
・・・というのが、傍にいて感じることです。
普段の笑い話でも、
顔色悪いね。調子悪いんじゃないの?
と言っても、
「大丈夫です。」と言い張る。
でも、ちょっと走ると、
「せんせい、今日は苦しいです。」というので、だから、さっき、調子悪そうだって言ったよね!!(^_^;)。
次の日には、「だるい。(目を合わせず・・・不調を訴える)」と言ってきます。
「気が付くまでに、ずいぶん、時間がかかるね。」といって笑いあうのですが、
こういうことが、日常茶飯事です。
次に自分の状態を正しく伝える
例えば、寒いと思って、長袖も持っているのに、羽織ろうとしない。
「寒くない?」と聞くと、「寒いです。」という。「じゃあ、着たら。」と促すと、「ああっ!」、というように、言われて初めて気ずく。
暑いときも同じ、重ね着しているのを1枚脱げばいいのに、脱ぐことを思いつかない。
これと同じように、自分の状態を何となくはわかるのだけど(無意識の意識)、でも、意識の上にのぼってこない事がよくあるのではないかな。
自分のことを自分で分かるようになる。
違いが分かるようになる。
相手に今の自分の状態を、正しく伝えられるようになる。
まわりとの軋轢を生まないためにも、こういうことが、できるようになっていけるといいなと思います。
また、体力があれば、疲れたもイヤも減っていくので、ぜひ体力をつけて、
パワフルになってもらいたいです。

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