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大学合格で、小・中・高での不登校の劣等感が薄れるといいな

晴れて大学に合格し、卒業していく生徒をみんなでお見送りしました。

昨日は、さよならカラオケ大会をして、手作りケーキは、「私も手伝いたい!私も、私も」と仲間たち勢ぞろいで参加。今日はまたもやドアゲで壮行会です。この勢いで頑張ってほしいと思います。

小学校、中学校、そして高校と、ずっと不登校状態で、本人もだし、お母さんは苦しんだんじゃないかと思います。
元気学園では、本人の「イヤとの戦い」をしてきましたが、その大変だったこと。お母さん一人では、支えきれず、精神に変調をきたすほどでしょう。この人数いても、もう学園全体を揺るがすほどでしたから・・・・(^_^;)。

人と一緒にいられないというのは、今この瞬間だけでなく、この後の大きな問題で、「一緒にいる」ということができるようになったのは、元気学園での大きな収穫。

そして、本人が一番気にしていた、勉強。
なにせ、「勉強したい。勉強しなければ。」といっていつも言っていました。「それより、まず、表情豊かに返答するとか、人と協力できるといったことの方が大切ではないの?」と言っても、「いや、それより学力!!(^_^;)。」
しかし、学園の分からないところを見つけて教えるという手間をかけた学習指導の成果は、小学校の不登校で抜けている穴を埋め、成績は、うなぎ上りに上がっていきました。
模試の結果を見て、嬉しそうに笑う姿は、印象的でした。

不登校でも受け入れてくれる高校も入学したけれど、やっぱり何か違うと高校3年生になっての元気学園入学でしたが、みんなが知っている大学に3つも合格して、プライドという面では大いに満たされたということです。
よかった。
この「勉強・大学進学」については、本人の中では、最・最・最・最高の優先順位だったので、納得できる結果を胸に、今後の頑張りに期待したいです。

贈る言葉は、「笑顔」。
自分の中に、「他人からどうみられているのか」という他者の目をいれて、いつも、爽やかな笑顔で、まわりの心を和ませられたらいいな。
そして、幸せを感じて生きていって欲しいです。


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