男の子編 頭痛が・・・

「この指とまれ運動」~我が家について~


1. 不登校かなと思い始めたのは?

中1の10月、下校後頭痛の訴えがあり翌日から激しい痛みで学校へ行けなくなりました。もともと頭痛持ちで台風とも重なっていたため、2,3日休めば回復するだろうと安易に考えていました。振り返るとそこから学園にお世話になるまでの3年間、これが長く苦しい不登校の始まりとは思いもせずに病院巡りが始まりました。


2. 不登校になってまずどうしたか?

まずは担任の先生にお話しし、現状の理解と暫くお休みさせて頂く了解を得ました。

と同時に何より体調を回復させようと頭痛治療に専念をしました。

大好きだった部活とクラブチームは卒業まで在籍させて頂いたので、体調のいい時は練習に参加させるなど人とコミュニケーションの取れる場所の確保に翻弄しておりました。


3. 家族として一番困ったことは?

夜眠れなくなり食欲がなくなりました。それが続くうちに倦怠感が起きていることもできなくなり、それをどうしてあげる事もできず本当に辛かったです。

少し回復してからはやはりゲームに没頭し、勉強や部活ができない苛立ちが目立つ様になり、顔つき口調が険しく口論になることも多かったです。

だんだんと人目を避ける様になり、大好きだったバドミントンにもでかけなくなりました。学校とは関わりのないクラブチームが心の拠り所となっていましたが、休みが長くなるにつれ怠けている、甘えていると言われ、行かなくなり孤立感を強めていく事になりました。家族としてどう接すればいいのか悩み苦しんだ時期でした。


4. 不登校の原因は?

中学に入り勉強、部活、クラブと忙しい日々を過ごしていました。部活は小学校でキャプテンを務め仲間に恵まれ中学校でも部活動中心の生活で活き活きしていました。加えて塾にも通いだし、全てをうまくこなしていたように感じていたと思います。

しかし親としては部活後にクラブに行き21時頃帰ってきて勉強の日々に不安を抱く様になりました。

頭痛持ちだった為、寝不足で体調不良をおこすのではと…

クラブ一本にするか塾を辞めるか…などの話し合いの日々が続きました。本人はどれも辞めたくないと一貫していました。

直後に頭痛で学校に通えなくなりました。

転ばぬ先の杖はいらなかったのだと反省の日々です。

遠くから見守り待つことが出来なかったことを親として申し訳なく思っています。

救われるのは、今でも部活の友達とバドミントンに出かけていく事です。

今も変わらない友に感謝の日々です。


5. 元気学園を知ったきっかけは?

きっかけはブログでした。

この現状から抜け出すために何が必要なのか、考え続けていました。

もしかしたら治すのは病院ではないのかもと…

そんな時発見した学園の365日毎日アクセスし、もしかしたら息子もこんな笑顔を取り戻せるのではと引き込まれていきました。中でもお誕生日ケーキとコメントには一人一人への愛情が感じられ感動しました。

そしてもう一つ「臨界期」という言葉でした。

その時期にしか獲得できない能力があるということを知り、まさに焦らず急げ!の気持ちでした。このまま息子の人生を終わらせたくないと言う強い気持ちが湧き上がりすぐに電話をかけました。


6. どうやって連れてきたか?

かなりの時間を要しましたが、母の強い意志を感じ取り、学園の卒業生の声などを見せることができ、本人が少しだけ未来を重ねることができたのかもしれません。

ここがすべての始まりなので、諦めない!親の真剣な思いは絶対通じるはず。その時恨まれてもその後でわかる日が必ずくる!

あの時の私はそう考えていました。子供の未来を何が何でも繋げたいと!


7. 学園にお世話になってよかったこと

すべてを失った息子は完全に自信をなくしていました。

学校に行けない=必要のない人間と認識していたのかもしれません。

それが学園にお世話になって考え方、行動、表情、言葉すべてが変わりました。

入学後1週間で表情が柔らかくなったと感じました。きっと元気になると確信し帰路に着いたのを覚えています。

半年を過ぎたあたりから帰宅する度にできることが増えている事に驚かされました。

進んで料理の手伝い片付け、洗濯干し、きれいにたたんでもくれます。

トイレのスリッパが履きやすいように並べられています。

何よりよく笑いよく食べる様になりました。

筋肉ムキムキです!

印象的だったのは寝たきり状態だった息子のマラソン完走でした。

ゴールを切った時の息子の表情は自信に満ち溢れ最高のガッツポーズでした!

母の日のハガキも育ててくれたことへの感謝の気持ちが綴られていて心の成長を感じられました。

また自分の過去を振り返ることができる様になり一歩前進したなと思いました。

ここまでの成長があるのも学園との出会いがあったからこそです。

先生方の子供たちへの深い愛情、細やかなご指導、生活の中に散りばめられた治療教育は長年の経験をバージョンアップされ続けている賜物なのだと思います。

感謝の言葉に尽きます。息子を元気にして頂き本当にありがとうございます。


8. 今、不安に思っている方、悩んでいる方へ

私も約2年前先の見えない不安と戦っていました。自分の力で息子を救いたいと必死でした。カウンセリング、病院、鍼灸、整体…ありとあらゆる治療をし、親子で疲れきっていました。やりきっても治らない息子を前に治せるのは病院でも親でもないのかもしれないと考えました。そこで出会ったのが学園でした。

治せる人に繋げることが親の役目。学園と先生方を信じ子供を託そうと決めました。

今がだめならやり方を変えてみる。その発想が大切だと思います。

今息子は勉強をし、サッカーで汗を流しインドネシア留学まで経験させて頂きました。

仲間とバーベキューや花火大会、コンサートを楽しんでいます。

きっと同じ未来が待っています!!


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