成長の鍵 不登校と臨界期その1
臨界期:発達過程において、その時期を過ぎるとある行動の学習が成立しなくなる限界の時期。(三省堂)
臨界期のよく知られている例では、生まれて間もない赤ちゃんに眼帯をして光に当てないと弱視になる。8歳頃までに治療しないと一生視力が獲得出来なくなってしまう。それは、脳の視覚野に臨界期があり、ある大切な時期を過ぎると、脳の配線が固まってしまうからだ。
このようにある時期に得られない能力は、一生獲得できないものがある。
その時期のことを臨界期という。
子どもの体の発達においても臨界期が存在するし、考えたり覚えたりする勉強にも臨界期や適時性があります。
適時性というのは、ものごとには、ちょうどよい時期があるというということ。だから、大切な時機を逃さないように教育したいです。
不登校の子どもたち、もしや、知らず知らずの間に臨界期や適時性を過ぎてしまっていることも・・・・。
後で嘆いても遅いのです。だから、元気学園では、一人の子どもの成長のチャンスである臨界期を逃さないように、教育をしています。
「不登校に時間の感覚が必要」と世の中に訴えているのも、臨界期と適時性を意識してのことです。
「不登校は心の問題だから、本人が動き出すのをじっと待ってあげればいい」という考え方もありますが、臨界期を考慮に入れるとそんな悠長な事は言っていられません。
小学校・中学校・高校生の間は、大きく伸びる可能性があります。視点を変えると、動きがあるということは、意図する方向に行かない危うさもあるということです。
だから、大切な時間。
一刻も無駄に出来ない!!

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