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病気で学校に行けない人へ

 慢性疾患や先天性疾患で学校に行けない人たちへ

ぜんそくやアトピーなどの慢性疾患、生まれつきの先天性疾患などにも対応しているのが、元気学園の教育です。

入学してくる前の状態、最初の面談の時、そして、ゆっくり確実に体を直し、心を癒し(病は、体だけではありません・・・心にも影響を与えますね)、学び、人と協力し合う過程について、卒業生が言葉を残していきました。

 

3年半のできごとを振り返って

 私が元気学園で過ごした時間は、約3年半になります。

最初に元気学園に来た時は、今の自分の状態を全く想像できていませんでした。私の体験が、少しでも多くの人に希望を与えられるなら幸いです。

 私は今年、第一志望の大学に学年どおりの年齢で合格することができました。

小走りをすることも、ダンスをすることも、他の子と同じようにできます。

何も言われなければ、私が病気を持っているとは、わからないと思います。

しかし、ここまで来るのに、元気学園の先生方を中心に多くの人の支えがあったのです。

 

痛みと闘ってきた幼い頃

 私は、生まれつき、右足の骨が折れやすいという病気を持っていました。

そのため小さい頃から、走ったり飛び跳ねたりしたらいけない、昼間は足に重い装具をつけていなければいけない、だから友達と外で遊ぶことも制限しないといけない、など我慢の続く生活を送っていました。

足に負担がかかると痛みが出て、松葉杖を手放せなくなり、中学一年生の時に手術をしました。

「手術をすれば苦しくなくなる」と期待したのですが、術後は激しい痛みに襲われ、いつまでたっても治らず、学校へ行くことが出来なくなってしまいました。

病院では「原因がわからないので精神科へ行ってください」と言われ、整形外科を転々とし、脳神経外科やペインクリニック、整体など思いつくかぎりの場所へ2年間通い続けましたが、痛みが消えることはなく学校に行くこともほとんど諦めていました。

 

元気学園の先生に「走れるようになる」と言われ

 中学3年生のある日、母が「これはもしかして不登校なのかな?」と思って調べた時に出会ったのが元気学園でした。

ホームページを隅から隅まで読み、「ここしかない」と感じた私は、その日のうちに、元気学園に行かせてもらえるよう父に頼みました。

私も家族も、不安がなかった訳ではありませんでした。

それまでどこに行っても結局治らずお金がなくなる一方で、これでまただめだったら・・・と思っていました。

それでも、今度こそ大丈夫かもしれない、と思い相談に行った時、先生に「走れるようになる」とはっきり言われて驚いたのを今でもよく覚えています。

「松葉杖をついているのにどうしてそう言うんだろう」と不思議に思いましたが、あまりにも自信たっぷりに言われたので、やっぱりここで治してもらおうと決心しました。

 

問題は足だけではない。体の歪みや脳にも関係が

 入学してから数週間は手芸をしたり、お散歩をしたり、クッキー作り、自転車に乗る練習(入学した頃はバランスが悪くて自転車に乗れませんでした)など、体を動かすために色々なことをさせてもらいました。

私が元気学園にいる中で先生によく

「問題は足だけではない。骨盤や背骨の歪み、ストレートネック、なで肩、脳にも関係がある」

と言われました。

時々、自分では全く気付かなかったところを指摘されてびっくりします。

確かに子供の頃から姿勢が悪いことがコンプレックスで、意識するようにしても正しい姿勢を続けることが出来なきことや、ひどい肩こり、頭痛にも悩んでいました。

それは足をかばうようにしていたからなのですが、どうしても足が痛いという方に気を取られて解決しようという気持ちはあまりありませんでした。

元気学園では、体全体を見ながら細かくケアをしてくれます。体調の悪い人がいると夜中でも駆けつけてくれる先生がいます。

 

歩き方、顔つきが全然ちがう!

 最初は少しずつ、自分のペースで動いていたのですが、入学後1週間目に面会に来た両親に

「一瞬誰だかわからなかった。歩き方、顔つきが全然ちがう!」

と言われました。

両親は、私が元気になったことを本当に喜んでいて、家がとても明るくなりました。

私自身も、そうして過ごしているうちに足の痛みが減り、頭痛もほとんどなくなっているということを実感しました。

 

一つ上の先輩との出会い

 私の中で大きな存在となったのは、入学当初同じ寮で暮らした一つ上の先輩でした。

最初はみんなと同じ寮に入らず、違う場所で先輩二人と先生にお世話をしてもらいながら過ごしていました。

その一つ上の先輩は、私より重い病気を持っていましたが、明るく元気でした。

体が辛いこともあったと思いますが、いつも輪の中心にいて周りを明るくしていました。

私は人と話すことが苦手だったのですが、その先輩と寝ても覚めても同じところで生活をしていたおかげで、言葉のシャワーを浴び、小さなことで喧嘩をしたりもしましたが、実の姉妹のようになって閉ざしていた心を開くことができました。

「こんなにも前向きに生きている人がいるんだ」と刺激を受け、考え方が変わりました。

小さい頃から同い年の子と同じことができない、学校に行こうという気持ちはあっても行けないという暗い心が、自分をすごくすねた心の持ち主にしていましたが、元気学園でよい先生や先輩に出会えて、体がどんどん元気になっていく中で、人と心置きなく笑いあえるようになったことを実感しています。

 

体が第一そして勉強もぐんぐんと成績が伸び・・・

 入学した頃の学力は、言うまでもなく悪いものでした。

二年も学校に行っていなかったので当然のことですが、最近になって先生からその時の模試の成績を聞いて、こんなに悪かったのか、と少しショックを受けました。

元気学園では「体が第一、勉強はその後」と、体を重点的に治しながらだったので、勉強は、私はかなりゆっくりやっていました。

それでも、成績はぐんぐん伸びていき、来た頃とは比べ物にならないというところまで到達できました。

中学生の勉強を高校3年生のはじめ頃までやっていたのに、今年大学に行けるのは、先生方が色々な面でサポートをして下さり、基礎をしっかり身に付けた3年間があって、受験直前まで細やかに指導して下さったからだと確信しています。

ただ勉強をしているだけではここまで到達できなかったと思います。

 

生まれてきてよかった、生きててよかった!

 学園に来る前は何もせずただボーっとしてベッドで寝ているだけの、絶望的な状況でした。

何もしていないので、「なんで私だけがこんな思いをしなきゃいけないんだろう、病気じゃなかったらあんなこともできたのに」という感情が常に頭を占領してしまい、「私なんかいない方がいいんだ」と思うことさえありました。

でも今はそのような感情はすっかり無くなりました。

足の痛みは嘘のように消え、左右で違っていた足の大きさもだいぶ解消し、激しい運動でなければ他の子と同じことができて、こんなに嬉しいことはありません。

病気が治っただけではなく、手先が器用になったり、顔の表情が変わったり、考え方までかわって、良いことばかりでした。

先生方には、感謝してもしきれません。今では、心から「生まれてきてよかった、生きててよかった。

私の未来は明るいんだ」と思えます。

 

良い先生に出会って変わることができました

 学園を卒業して、学園の生活どおり上手くやっていけるのかという不安はありますが、前を向いて頑張っていこうと思います。

そしていつか、私と同じように病気で苦しみ、学校に行けない人を助けられるようになりたいです。

私は、元気学園で良い先生に出会って変わることができました。

自分を良い方向に導いてくれる人に出会うことができれば、元気になって人生が変わると思います。

 

虚弱・慢性疾患・先天性疾患への健康になるための取り組みについては、こちらをご覧ください。

 

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著者:元気学園校長小林高子

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