関連講座 NO.8 冥王星の話

身の回りにある現象で、知ってるけど、うまく説明できない。考えると、よく分からない。
こんな「?」を、博い知識を有している学園長が歴史や文学なども交えながら、小学生から理解できるように面白く、そして分かりやすくお話してくれています。
それを、生徒たち(元気学園大学生チームがメインとなって)が、文章にして、絵や図の解説をつけました。

NO.8 冥王星の話

皆さんは、太陽系の惑星がいくつあるか知っていますか?
そう、水星・金星・地球・火星・木星・土星・天王星・海王星・冥王星の9個。学校でそう習ったはずだね。
けれども、最近、このうち冥王星が惑星からはずされ、8個になった。
どうして冥王星ははずされてしまったのか、知っていますか?

そもそも、惑星とはどういう物なのだろう。
惑星が出来たのは、今からもうずっと昔、太陽がまだ今みたいに固まってなくて、どろどろの状態だった頃。
太陽が回転することによって、破片が周りに飛び散って、それが固まって出来た。
雨が降っている時に、傘をくるくるっと回すと、周りに水が飛び散るね。それと同じ事だよ。

この原理を使った機械に、遠心分離器というのがある。
ウランという物質を知っているかな?これは、天然で存在する中で一番重い元素。
元素周期表を見ると、ウランの後ろにも沢山の元素が書き連ねられている。けれど、それは全て、人間が作り出したもので、あるようでないようなもの。中には、出来たと思ったら、1秒後にはもう壊れて無くなってしまっているようなものもある。

このウランには、軽いもの(ウラン235)と重いもの(ウラン238)があり、軽いものは、原子力発電に使われる。また、同じ方法で、核兵器を造ることも出来る。
天然に存在しているときは、重いものと軽いものが混ざっていて、軽いものの濃度は0.7%。このままでは使えないので、円心分離器を使う。

円心分離器にウランを入れて、凄いスピードで振り回すと、重いものは遠くへ行くから、中心に軽いウランが集まる。その軽いウランを集めて、再び機械にかける。これを繰り返すと、濃度が増していく。
原発に必要な濃度は3〜4%で十分。けれど、これを応用し、たくさんの機械を使って、濃度を90%以上に高めると、核兵器が作れてしまう。
北朝鮮は、核兵器を作ろうとしている可能性がある。だから、遠心分離器を北朝鮮に輸出しようとすると、罰せられる。実際に、輸出しようとして逮捕された会社もあります。

話を戻しましょう。
太陽が回転する力によって、破片が飛ばされ、惑星が出来た。
けれど、その大きさは一律でなく、大きいものも小さいものもあった。
太陽系の惑星の中で一番大きいものはどれか知っているかな?
そう、木星だね。その次が土星。私たちが住む地球は、中くらいの大きさ。
これらの惑星は、いつ発見されたのだろう。
400年前、ガリレオ・ガリレイが、望遠鏡を使って、木星の衛星や、土星の輪っかを発見したことは有名だね。
実は、水星から海王星までは、エジプトや、中国、ギリシャの古い記録に書かれている。もう、ずっと昔からその存在が知られていたんだ。
けれど、冥王星は知られていない。なぜなら、木星や土星は肉眼で見えるくらいの大きさだけれど、この星は、他の星より遙かに小さい星だったから。
冥王星が発見されたのは20世紀。
望遠鏡の性能が上がったことによって、その存在が知られるようになった。
けれども、その後、周りにはもっとたくさん、同じような星があることが分かってきたんだ。

小さな惑星は、遠くにはたくさんあるけれど、地球の周りにはない。
これは、私たちが生まれるよりずっと昔、地球の引力に引かれて衝突し、全部同化してしまったから。
恐竜が絶滅した原因は、いろんな説があり、もちろん本当のことは分かっていないけれど、一番有力なのが、惑星衝突説。小さな惑星が衝突すると、ものすごい エネルギーがおきる。地表の埃が舞い上がって、太陽を隠してしまい、地球の環境が大きく変化して、恐竜は滅んでしまったというもの。

余談だけれど、ナポレオンがモスクワに攻め込み、寒さにやられて大敗してしまった、と言うのを歴史で習ったね。じつはこの時期、浅間山が噴火し、塵を空気中に振りまいていたらしい。この塵が、太陽光を遮ってしまい、モスクワの気候を変化させたのだ、という説があるんだよ。

冥王星は、とても小さい惑星。特に、木星なんかと比べたら、ごま粒のように小さい。
道具が発達し、宇宙のことが分かるようになってくると、同じような条件の星がどんどん見つかった。
「冥王星が惑星なら、この星も、あの星も、惑星に仲間入りさせよう」となってしまうと、いくつあるかわからず、きりがない。惑星が50個、100個と増えていってしまい、滅茶苦茶になってしまう。
だから、いっそ冥王星以下は切り捨ててしまおう、というわけ。

また、他の惑星がだいたい同じくらいの高さで回っているのに対し、冥王星は斜めに回っているから、ちょっと特殊だというのが分かる。
このように太陽の周りを斜めに回っている星に、ハレー彗星がある。
この星も、ギリシャや中国の古い記録に載っている。
太陽の周りを回っていることに代わりはないのだけれど、他の惑星の軌道からは大きく外れている。
そして、時々他の惑星に衝突しそうになることがある。
昔、なんと地球に衝突しそうになったことがあった。
その時は何事もなく終わったのだけれど、もし衝突していたら、多分もう地球は滅んでいただろう。
ハレー彗星は、惑星の仲間には入らないと、国際的に決められている。

では、なぜ冥王星には、こんなに拘るのだろう。
それは、唯一アメリカ人が見つけた惑星だったから。
だからアメリカ人は冥王星が好き。
今回の会議でも、アメリカ人が、冥王星の格下げについて抗議をしていた。
けれども、結局その意見は却下され、惑星は8個と決定したのです。

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