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一日目出発

みんな待ちに待った修学旅行。わくわくで前日なかなか寝付けなかったというような子もちらほら…。朝8時に静岡駅に集合して新幹線に乗り、さあ出発です!
車内ではお喋りやしりとりをしたり、写真を撮りあったりして盛り上がっている一派と睡眠をとっている一派が。

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京都に到着し、まずは一言…「暑〜い!」気温もさることながら、京都の夏ならではの、まとわりつくような、じめじめの洗礼を受けたのでした。
3日間お世話になる運転手さんにご挨拶をして、最初に向かったのは宇治の平等院です。事前の予定になかった場所ですが、行くことになりました!「10円玉に描かれている建物だよ〜」と教えられれば、みんな「あぁ!」と納得した様子。

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宇治川の流れを眺めつつバスに揺られて 到着。平安時代、貴族の別荘地や遊楽地として人気があっただけあって、宇治の街にはゆったりとした落ち着いた空気が流れていました。
平等院は1052年、藤原頼通によって寺院に改められ、10円玉の柄にもなっている鳳凰堂は翌年に阿弥陀堂として建立されました。鳳凰堂の名の由来は、上から見た建物の形が翼を広げた鳳凰の姿に似ていることから。蓮の浮かぶ池の対岸から眺める鳳凰堂と阿弥陀如来坐像は、頼道がかつて末法の世に極楽浄土を具現化させようと試みた、その気持ちがわかるような人を安心させる堂々とした佇まいでした。

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宇治から京都市内へと戻り、一旦京都駅で昼食。3日分のお小遣いをもらって(失くさないでね!)、3、4班に別れて食事をとったら30分後に集合…のはずが1班見当たりません!早速トラブル発生です。 辺りのお店を見回った結果、行方不明の生徒たちはのんびりお好み焼きを食べていました…( ̄◇ ̄;)与えられた時間が短い時は、時間に間に合うように早く出てくるものを選びましょうね!  
気をとり直して次に向かったのは、京都駅から比較的近い三十三間堂。

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三十三間堂とは蓮華王院本堂の俗称で、お堂の柱の間数が33あることからこう呼ばれるようになりました。
平安後期に後白河上皇が平清盛の協力を受けて創建。その後80年ほど経て、1249年に焼失してしまいますが、1266年に後嵯峨上皇により再建され今に残っています。

南北120メートルに及ぶ本堂の壮観には思わず溜息が出ます。中へ入るとまるで千手観音が立ち並ぶ森に迷い込んだようです。大量生産の出来ない時代の人々はこれを見て無限を感じたのではないでしょうか。

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一方で子どもたちは、二十八部衆や風神雷神を、千手観音よりも気に入っているようです。古代インドに起源をもつ神々で、千手観音に従って仏教とその信者を守るとされています。それぞれが服装や姿かたちが個性的で、お顔の表情も豊か、険しいものから優しいものまで、どこか親しみのあるところが、よかったみたいです。
途中、中尊の前にある献灯の蝋燭に願いごとを 書き込んで、お参りをする姿も…。おじいちゃんやおばあちゃんの健康長寿を祈っています。

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通し矢の行われる軒の廊下を通って外へ出ようとすると、夕立の激しい雨が降り始めていました。
ギャー雨!!!
急いで木陰で集合写真を撮って、バスに乗り込みます 。次は清水寺へ行く予定が、どんどん強まる雨脚に阻まれ予定変更!
「青蓮院へ行こう。」と先生判断。あそこは、あまり歩かなくてもいいからね。

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青蓮院は皇室や摂関家出身の子弟が門主(住職)を務める門跡寺院 のうちの一つです。江戸時代の1788年に内裏が火災に見舞われた際には後桜町上皇の仮御所となり、その地名に因んで粟田御所と呼ばれています。
雨が小降りになるのを待ちながら、殿舎の中を見学。皇室と縁の深いだけあって、菊の御紋がついた牛車なども展示されています。みんなで菊の花びらの枚数を数えてみると…1、2、3…全部で16枚。天皇家の菊花紋は十六菊なんですね。
宸殿をぐるりと見て回ったあと、雨に濡れたわたり廊下を裸足で走り抜け、国宝の青不動明王を拝んだら、華頂殿のお座敷でお庭を眺めながら一服。みんなかしこまって正座しています。黒糖のお茶菓子を一口ずつ頂いて一息ついた所で、雨脚も弱まった頃合いなので再び出発。

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青蓮院からほど近い平安神宮へ。
平安神宮は京都の寺社の中でも新しく、1895年に行われた内国勧業博覧会の目玉として8分の5のスケールで復元された平安京遷都当時の大内裏を、博覧会後、平安遷都を行った桓武天皇を祀る神社としたのが始まりです。その後、1940年には平安京最後の天皇である孝明天皇も祭神に加えられました。1976年、放火により大部分が焼失してしまいましたが、寄付により3年後に再建され今日に至っています。

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小雨の降り続く中、バスに備えられていた傘を借りて見学です。8分の5といえど平安神宮は広々としていました。地面にも白っぽい砂が敷いてあるため、全体として紅白二色のイメージで、栄華を誇ったかつての平安京の華やかさに思いを馳せることが出来ます。
参拝も済ませ、記念写真を撮って、また出発です。
初日最後の見学先は、修学旅行では外せない、清水寺です。

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音羽山清水寺は征夷大将軍だった坂上田村麻呂が賢心という僧に会って観音信仰に帰依し寺を造立したのが始まりだとされています。
田村麻呂と縁が深い寺として、彼と果敢に戦ったアイヌの長、阿弖流為(アテルイ)の慰霊碑も境内に建てられています。民の為に降伏を選んだ阿弖流為の力を認めていた田村麻呂は、助命嘆願を朝廷に申し出ましたが、何も知らない貴族たちは阿弖流為を逆賊の頭として処刑してしまった、という悲しい歴史がこの碑には刻まれているのです。

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清水の舞台で有名な清水寺本堂は、延暦寺と興福寺の抗争に巻き込まれ何度も焼失しているのですが、現存しているのは1633年、徳川家光が再建したものです。この清水の舞台、釘は一本も使われていません。それなのにこの頑丈さ、昔の技術者に感服するばかりです。

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洛中が一望できるこの舞台からの眺めを背景に、記念写真をパシャリ。中には高さに怖気づいちゃう子もいたりして、みんなキャアキャア言っています(盛り上がっちゃった〜)。外側に向かって僅かに傾斜になっているので確かにちょっとこわいかもしれないですね。清水の舞台から飛び降りる…江戸時代頃にはこの願かけの方法が実際に流行ったそうですが、みなさんくれぐれもマネしないように…。

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ここでもみんなおみくじを引いてみたのですが、結果は吉の子が一番多く、次に凶(!)、がたくさん出ていました。忠告を心に留めて・・・次へ出発。
おみくじを引いた後は清水の滝の水を飲んでご利益に預かろうと、列に並ぶ一行。みな神にも仏にもすがりたくなるような願いがたくさんあるのでしょうか?

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見物を終えたら門前町のお土産物屋さんを横目に、バスまで急いで帰ります。いったんホテルに戻って荷物を置いたら、今度は新京極・寺町商店街へ繰り出してお買い物です!

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京都駅八条口からすぐのホテルを出て、いざ四条河原町へと向かおうとしたら何やら渋滞に巻き込まれてしまいました。後から聞くと、どうやら皇太子殿下がいらっしゃっていたようです。
横道に抜けて予定時刻より多少遅れたものの無事到着。と思ったら四条通も通行止めして沿道には人が溢れかえっています。歓声と笛の音に、人垣をかきわけて覗き込むと、白いはっぴを着た男の人達がお神輿を担いでいました。祇園祭の行事の一つ、還幸祭がちょうど行われていたのです。偶然見られてラッキーでした!

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京都一番の繁華街である四条河原町付近に通っている新京極通と寺町通は、お土産屋さんから服屋さん、色んな店が立ち並ぶ商店街です。まずは四条から入ってすぐの京都らしい土産物屋さんへ。可愛らしい和柄の小物などを見ながら、家族へのお土産にはこれが良い、あれが良い、と話し合いながらお買い物を楽しんでいる様子でした。

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途中たこ焼きを買って頂いて、みんなでハフハフしながら小腹を満たしました。
三条まで上がったら、寺町で買い物しながら四条までまた戻っておいで、と自由行動に。みんなの積極性が試されます。
みんな、お買い物だ〜い好き。
お土産をたくさん買えて満足して帰ることが出来ました。ご希望の品は手に入りましたか?

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帰りは新京極から烏丸まで歩いて、地下鉄に乗って京都駅へ。京都は知らない間に長距離を歩かされる街です。この頃には既にみんなの万歩計の数字は1万越えしていました。
京都駅で夕ごはんを食べてホテルへ戻り、1日目、無事終了です。ホテルも良いお部屋で、修学旅行の夜、という特別な響きに子どもたちはみな笑顔が隠せない様子です。


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