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Summer Adventure 広島旅行

静岡から広島、愛媛を周る旅行をしました。
日本地図にピンクに塗った都道府県、これが、今回の旅行のルートです。
静岡→愛知→三重→岐阜→滋賀→京都→大阪→兵庫→岡山→広島→愛媛まで、なんと、10県にわたる、大旅行となりました。
電車と元気学園のバスを組み合わせた旅。こんなに遠くまで来たのは初めての子どもたち。「うちは、あまり家族ででかけないから、旅行って何年ぶり?」
 家に居ることが多く、あまり出歩かない子どもたちが、「初めてみる景色に、始めていく場所」それが、とっても価値ある経験なのです。


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第一チームは、体力のある子どもたち。バスで出発しました。「先生、バスの運転お願いします。」夜の静岡を出てバス旅行です。ちょうど花火大会シーズンの週末。花火がボンボン上がっています。
「きれいだね。」「あっつ、またここも。」
うとうと居眠り&グーグ爆睡しながら、西へ進みます。目指すは、愛媛県の伯方島。それが、明日のお宿です。

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スタッフは、寝ずに運転。さらに、子どもたちにエコノミー症候群が起こらないように、サービスエリアで、ジュースを飲ませたり、ベンチに寝っころがらせたり。写真は、うちの子たちが、ぐずぐずしているのではなくて、寝て、脚にたまった血液を全身に循環させるためのものです。お間違いのないように。

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朝です!瀬戸内海の海の美しい事!!エーゲ海にも負けないぞ!!!
朝日が昇る瀬戸内海の多々良大橋を歩いて渡って見ます。
ここ多々良大橋は、世界最長の斜張橋なのです!(生口島と大三島にかかる橋です。地図を見てくださ〜い。)
しかも、この橋の中央が、広島県と愛媛県の県境。この一歩で、愛媛県入りです!
みんな、興奮気味。ヤッホ〜〜〜〜〜!
行きかう船に向かって叫びます。

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このチーム、大三島の大山祇神社(おおやまづみじんじゃ)へとお参りに。写真の大きな楠。天然記念物で樹齢2600年だそうです。楠は、神が宿る気だそうです。日本平キャンパスも入口に大きな楠があり、大切にしています。
この後、ビーチへ行ったり、四国まで足を延ばして今治の方へ行ったりとアクティブに過ごしました。ところで、今治と書いて、イマバリと読みますが、これって、イマジじゃないの?と旅の最後まで確認する子がいたりして・・・・(^_^;)。
地名を確認するだけで、地理の勉強になります。
元気学園に来て、はじめての泊りがけの旅行だった子どもたち、楽しくって仕方ない様子。先生や先輩たちに後れをとっては一大事と、後ろをついて回る姿は、微笑ましい。

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特発性側弯症の手術をして入学してきている生徒は、この旅行はちょっと体に無理がかかるかも・・・と不安で待機していました。体に金具が入っていて、術後の経過は良いものの、やっぱり長旅となると、どうかな・・・?
でも、それは、ちょっとかわいそうと、スタッフが同行し新幹線を使って合流して、日帰りの広島旅行です。これで、みんなと観光旅行ができました!もちろん、多々羅大橋も歩いて渡りましたよ。
京都奈良の修学旅行にも行けたし、こうして広島までこれたし、体力がついてきて、自信ができてきたようです。よかったね。

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伯方島の宿では、鯛の尾頭付きの夕飯が待っていました。瀬戸内の幸をたっぷり使った食事を食べて、お風呂につかり、一日の疲れを癒します。
翌朝、6時。先生から、広島の平和記念公園に行くのならすぐに集合!というアナウンスが!!
のんびりして、チャンスを失うなんて、できません。急いで、準備します。
でも、先生って、いつ寝ているのか?夜中運転して、次の日の昼もみんなを連れ歩いて、そして、朝には、もう起きて、広島までひとっ走り?!

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8時15分から始まった平和記念公園での式典に参加します。総理大臣や遺族、市民、平和を祈る人々が参加するこの場所で、67年前のこの時間、何が起こったのか。その結果、どうなったのか。喪服を着た大勢の人を目の前にし、子どもたちは、様々な思いを胸に刻みます。平和でなかった時代を想像することで、今、平和であることの喜びを感じてほしいです。さて、この一行は、バスに乗り込み、姫路城を目指します。
関連ブログ:原爆の日の式典に参加するというイベント

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静岡の第二チーム、旅行スタートです!朝、6:34分の電車に乗り込み、「僕らの冒険旅行」。
携帯電話を持っているのは、スタッフ1名、男子アシスタント1名のみ。
ほとんどのメンバーが、電車に長く乗ったことない。他県に行くなんて、元気学園にくることが今までで一番遠くへ行くことかなぁ?というレベル。
ましてや、関西、さらに広島、愛媛なんて!!

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途中の地名、豊橋って何県か知ってる?と言っても、????。
全国50都道府県は元気学園にきて覚えたので、それを順番に言ってみると、静岡・愛知・三重・滋賀・京都・・・、正解は、「愛知です!!」
こんなクイズをしながら、電車旅行です。

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8時過ぎると、せんせー、「おやつ食べてもいい?」「いいよ。」と言うと、一斉にごそごそおやつを出し始めて、まるでサロンのように・・・(^_^;)。
中2生がこぞって、ボンタンアメを持ってきているので、「レトロだね。」
子どもたちに人気の小説「きみの友だち」の中に、ボンタンアメがでてくるそうです。その味を、「きってもきれないような友達の味」と表現しているとか。
「へー。」

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電車の旅は続きます。一回目の乗り換えの豊橋はスムーズに。次の大垣では、ホームが変わります。階段を上って、降りて、別のホームに乗り換えて、「おやっ」
「数名がいない!!」
いつも最後尾を守っている女子学生の一行がいません!!
こりゃ大変だ。一大事だ、携帯持ってないし、もう離れ離れだーーーーーーーーと、パニックになりかけ、一瞬のうちに頭を巡ったのが、「ここで降りて待った方が良いか、それとも、乗っておいた方が良いか?」
「降りちゃったら、みんなが路頭に迷う。」そう判断して、仕方ない、とりあえず、go。
電車が発車して、探したら、出会えました〜。ヤッターヤッターよかったー。
荷物を忘れて、とりにいっていたそうです。急いでいたので、別の階段を駆け下りて飛び乗ったという事でした。
あー、よかった。

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途中関ヶ原。みんなは、もうすぐ関ヶ原だ、ワクワク。とカメラをもって、歴女たちは、構えています。
やっ、ついた!!そこで、シャッターチャンスとばかりにカシャカシャ写真をとります。
その様子をみていた、サラリーマン風の男性二人。「こんな田舎、何にもないのに。」「どこが、珍しいんだか。」そんな会話をしています。
「東に住む人間にとって、関ヶ原の戦いと名がついている場所を通るなんて、ハイテンションになっちゃうことなんですよ!!」

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米原での乗り換えはスムーズにいき、あとは、新快速で一本、姫路行です。
あ〜、もうはぐれることもないしと、安心しきると、急に眠気が。
子どもたちも、おしゃべりをしたり、おやつを食べたり、寝たり。
一人気持ちが悪いけど、大丈夫といっている中学生がいます。乗り物酔いも、慣れの一つ、こうして、少しずつ慣れていければと思います。
明石の天文台の写真です。東経135度、日本の標準時は、ここで決まっています。新幹線からは、明石の天文台は見えないので、普通電車の旅の醍醐味です。

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姫路に到着。すでにバス組がついているので、合流します。
まずは、昼食。姫路城前のレストランで、「待ってました!」のランチタイムです。すでにご飯を食べた第一チームは、姫路城に。先生に説明をしてもらいながら、見て歩きます。
いやぁ、それにしても暑いです。

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城の防衛についての話などを聞きながら、天守閣へと進みます。
写真は、銃を撃つ穴からのぞいている男子たち。覗いてみると、意外と見えない=防御可能。城って、攻めるというより守りに対して、強固に作られているのだと納得。

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天守閣へと向かいますが、残念ながら、今は補修工事中です。
でも、隣に作った塔からその工事の様子をみることができます(オッツ、こんなところにおじさんが!!)。これは、あったまイイ方法です。
工事中は観光客が来ない→収入が絶える→工事費用の見込みが合わなくなる。
これを防ぐために、工事中でも、その様子を見せることで入場料を取るために、隣に塔を建て、そこから、工事の様子や、天守閣と同等の高さからの播州平野を見下ろします。

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屋根瓦のつくりを勉強することができました。この白いところは、明石城、熊本城、松山城、そして、姫路城しか、細工されていないものです。白くて美しいのですが、その分手間とお金がかかります。説明をしてくれたおばちゃんは、右手の人差し指と親指をまるめて、「これがかかりますやろ」と、言っていました。
あ〜、こういう表現って、なんだか、関西風(はずかしいような懐かしいような)!

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第一チームとはバトンタッチです。第一チームは、静岡に向かい、第二チームは、ここからバスで伯方島に向かいます。
倉敷を過ぎたあたりから、海が見えます。「海外にいくぞ!」「オー!!」とみんなノリノリです。
先生から、これが尾道水道だよ。ここが、本州の端なんだよ。と言われて、あまりにもの狭さに、「これが?」安倍川より狭く見えますが、片側が本州、片側が、瀬戸内海の島です。
「さあ、海外旅行だぁ!!」

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しまなみ海道にはいると、瀬戸内海に浮かぶ島は、作っている途中のジグソーパズルのよう。海の中に、ポツポツと島があって、きれいです。それに、いたるところに、造船所が。瀬戸内海の地形が、造船に適しているのでしょう。飛行機と自動車が栄える前は、この瀬戸内海は、時代の最先端だったのでは?
今までは、水軍と聞いただけで、村上水軍や九鬼水軍って、強い男の集団だと思っていましたが、実は、船をつくる技術とそれを操ることができる、技術集団だったのではないかと考えが変わりました。

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みんなは、ずっと外を見ながらドライブ。瀬戸内海の海は、見る者を飽きさせません。
伯方島近くまで来ました。ちょうど、日の入りの時間。
夕日の中、多々羅大橋が輝いています。
さあ、「降りて散歩だよ!」、ヤッター!!!!!
待ってましたと言わんばかりに、バスを飛び下ります。
みんな、ワクワクモードで、多田羅大橋を、自分の足で渡ります。
途中に、「泣き龍」と呼ばれる場所があり、そこに備え付けられている木を叩くと、音が何回も反響します。

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夕暮れ時で、瀬戸内海に太陽が沈んでいきます。
きれいだなぁ〜。
バスに乗って、宿へ向かっていると思いきや、先生から、「靴下脱げよ〜」。
何が、はじまるんだろう、ワクワク。
ビーチに到着しました。

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駐車場からすぐに海、この浜の砂は、足に食い込みます。イタイ!よく見ると、真っ白で、貝のかけらです。静岡の海は、土砂だけどこちらは、貝なんですね。ズボンを膝まで上げて、みんなで、水の掛け合いっこ。どんどんエスカレートしていきます。でも、「顔に水がかかったくらいなにさっ。」ってならないとね。また、仕返しも、適当に仕返しして、ちょうど良い程度の遊び方講習です。
よーし、浜を走るぞ!「1・2・3・4・アルソック」オリンピック選手のマネ。
こういうのって、青春かも!
「先生、楽しいです。」「来てよかったね。」「はい来れてよかったです」
関連ブログ:頭で考えてnoの答えを出す前に、まず実行してyesを

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電車で人が怖いとか、乗り物酔いするとか、そういう自分の行動を規制するマイナス因子ばかりが頭の中を巡ると、体は全く動かなくなってしまいます。
イイのですよ、酔っても。「酔っちゃった・・・」と言って、心をゆったりもっていれば。何度も旅行しているうちに、慣れます。卒業生や、先輩たちも、みんな、元気学園で旅行に連れて行ってもらうようになって乗り物酔いが治ったのです。そのおかげで、「旅を楽しめるようになった」と言っています。
それに、人が怖いのも、仲間がいます。みんなが、守ってくれるから大丈夫って思えればよいのです。
今回の旅行、最初は行かないと言っていた子も、一人ずつ、「行こうよ?」と誘うと、「じゃあ」とか、「行ってみたかったんです。誘ってくれてありがとう。」という具合で、全員参加できました。父母からも、うちの子行けたんですね。誘ってくれてありがとうございますと感謝されました。
「旅は道連れ」と言うではないですか。誰か一緒に行ってくれる人がいるという事、幸せです。

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この旅行で、新たな発見をしたのが、普段おとなしいタイプの男子生徒が、人にちょっかいを出すようになったこと。
入学してきた頃は、「人は怖いものだ」と怯えきっているような様子だったのが、だんだんと慣れてきました。「元気学園の中は安心」と思うようになっています。その中でも、特に、「この人は、絶対に大丈夫」と思う先輩いて、ちょっかいをだすのです。一人っ子なので、まるで、お兄ちゃんです。
いやぁ、良いことです。人に興味を持つようになって、それに、スキンシップして表現できるようになるなんて。心が開いたという事ですから。人の温かみで心の氷が解けていくのです。

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宿の部屋でのくつろぎタイムを経て、翌朝も快晴。宿のおばさんにお礼を言って、「ぜひ、静岡にも遊びに来てね」。
さて、どこに行くか?ですが、このチームは、ちびっ子体力が少なめ混成なので、無理はしないことに。東に向かいます。途中サービスエリアで、あれやこれや買い物をして、目指すは赤穂です。

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「赤穂城に到着。」といっても、城はありません。城跡です。
先生の話を食い入るように聞いているメンバー、それとは逆に、上の空のメンバー。どうも、ちびっ子たちは、浅野内匠頭(あさの たくみのかみ)も大石内蔵助(おおいしくらのすけ)も知らないようです。もちろん、忠臣蔵も。
帰ってから、教えなくっちゃ!
余談ですが、私の小学校5年生の時の担任の先生の名は、浅野先生。先生曰く、浅野匠頭の親戚筋の末裔だということでした。

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雨に降られてバスに乗ると、エアコンが効いて、ここちよ〜い。兵庫を抜けて、大阪、それに京都に入ると、先生が、「じゃあ、○○のために、ここでちょっと勉強するか。」と受験生たちの名をあげました。
宇治に途中下車して、源氏物語ミュージアムに。
関連ブログ:赤穂城にも、宇治の源氏物語ミュージアムにも

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この博物館、画像で見せるのが特徴のようで、シアターで、浮船と匂宮の話しを見ました。
宇治十帖は、紫式部が書いたのではないのでは?など、疑惑のストーリーですが、やっぱり、話としては面白い。橋を、この世とあの世の境として展開していく発想は、すばらしい!

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さてさて、楽しみな、サービスエリアでのお食事やお買い物も一段落。京都をでて、滋賀、岐阜、三重、愛知、そして、静岡です。
もう旅も終わり。外は真っ暗。元気学園に到着すると、スタッフやこどもたちが、笑顔でお出迎え。「おかえり〜、疲れたでしょ。カレーできてるよ。」
この声を聞いて、「ほっ」。
あー、スピード感あふれる楽しい旅だった。みんな健康で安全に戻ってこれてよかったです。
バスの走行距離は、およそ2100キロでした。


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