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十日目・お別れの日

お別れの日。イブとアヤとの最後の日。午前中はみんなそれぞれの家で過ごしました。美味しいブブール(おかゆ)屋さんに連れて行ってもらったり、お買い物に行ったり、家族から自分の良い面と悪い面を教えてもらったという人もいます。

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時間が近づいてきました、車で、イブとアヤに連れられて、パスンダン大学の集合場所に。
少しずつ数が増えてきて、面識があるラオスやタジキスタン、韓国からの留学生も集まってきてくれました。
初日に、心を和ませてくれたタジキスタンの留学生と会いたがっていた男子生徒は、椅子から飛び上がって、再会を喜んでいました。

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私たちにさよならを言うために、わざわざ、やってきてくれたのです。こうして足を運んでくれるというのは、何と嬉しい事なのでしょうか。いくら電話やネットが発達しても、出向くことの意味を感じます。
もう二度と会えないと思っていたから、大喜びです。
だって、もしかしたら、「一生会えない。」こういうこともあるのです。それは、目の前にいるインドネシアの家族にも・・・。
ある男子生徒は、イブとアヤに英語で、朝の4時までかかってお別れの手紙を書いたという事です。他の子は、また、秋に元気学園の他のメンバーと来るから、その時には、どうぞ、この家にホームスティーさせて下さいとお願いしてきたということでした。

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みんなが集まったところで、パスンダン大学の副学長であり、ホームスティー先のお父さんでもある先生から、お別れのあいさつ。
私たちからもお別れの挨拶。

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本当に、お別れの時間が近づいてきました。脳裏に、Long goodbye.という言葉が浮かびます。えーこれって、レイモンドチャンドラーでしたか。フィリップマーロウーという探偵がでてきます。
長いお別れになるのか、いつかまた出会えるのか・・・・もうこの先、出会う事がないのか?

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バスに移動する時になると、もう、涙、涙、涙。
男の子だって、ウォーウォー号泣しています。「こういうの弱いんです。」
「たった、10日間なのに、どうして悲しんでしょう。」と生徒たち。涙、涙。・・・なぜこんなに寂しいのでしょうか。
やっぱり、その寂しさの理由は、インドネシアの温かさ。
人のやさしさです。出会った瞬間に、ニコッとする。そして次に出てくる、数々の言葉。名前を呼ぶ時の、○○ちゃ〜〜〜ん。というちゃ〜〜〜んと延ばすところに、かわいい、大好きがいっぱいつまって、両手を広げて、抱きかかえる。それが、旅人の心の緊張をといてくれます。

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でも、今回の旅行で感じたことは、人のやさしさを受け入れるには、受け入れる側の心も必要だという事。
子どもたちに、受け入れる心が育っているということが確認できました。その心を元気学園の生活の中で育ててから、インドネシアに連れてくることができたからこそ、化学反応が起きたのです。
もちろん、同じ子が同じような問題を抱えているというのは、「日本と同じだなぁ」と相手かわっても主は変わらず。っても事もあるし、逆に、「日本にいるのとは大違い。」と旅先効果もたくさん見受けられました。
でも、この旅は、心に残る旅です。さようならインドネシア。心優しい人の国。

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今回のメンバー、前回のメンバー合わせて、みんな、「もう一度来たい!」そういう旅行でした。
また、ホームスティー先のホストファミリーから、「今まで大学生はたくさん受け入れてきたけれど、中高生は初めてで、どうなるか心配でしたという事でしたが、『躾が行き届いていて、これまでにないほどです』」と大好評とのことでした。
よかったです。道を開くには、権力が作る道、お金が作る道、自然とできる道、などがありますが、その道を歩むのは、「人」。その歩む人が良いかどうかで、印象が変わります。
うちの子たちが、次に続く道を作りました。
さらに、次の元気学園の子どもたちが、ここインドネシアにやってくることになるでしょう。そして、また、カルチャーショックを受けて、自己啓発されることを期待しています。

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追記:いやぁ〜、毎回、旅に出る度に珍道中の元気学園ですが、今回もいつも通り、いろんなハプニングがありました(^_^;)。
でも、それを乗り越えていくことで、毎日が、ギュッと凝縮したような経験をすることができました。いろんな場に子どもたちを連れ歩くことで、不登校やそれに至るまでに経験していない分を取り戻すのです。今回のインドネシアでも、体験と場が子どもたちを育ててくれました。
戻ってきてから、インドネシアに行った子どもたちの変化は、まず、堂々とするようになったこと。そして、腰が軽くなったかな。「さあ」と言うと、「じゃあ」と、すぐに立ち上がる軽快さがでてきました。周りとリズムが合わせられるようなれれば、優れた能力を獲得できたというもの。もともとは、「笛吹けど踊らず」のみんなですから、すばらしい〜。
それにしても、よかったです。みんなが安全で。
スタッフは、旅行中は普段以上に、常に何かに備えて、準備と緊張の毎日です。今回のホームスティーは、パスンダン大学との第一回目の交換留学として、大いにお世話になりました。ありがとうございます。次には、われわれが受け入れる番です。
みんなが健康かつ安全に帰国できたことに、アッラーの神にも、日本の神様にも、心から感謝いたします。


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