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不登校や引きこもり そっとしておくのがいいの?

年間1000件以上の電話相談と元気学園での教育を通して思うこと
桃太郎症候群

桃太郎症候群子どもの不登校や引きこもりを「放っておくのは良くない」と思っています。

長い休みの後には、桃太郎が川から流れてきて、すばらしい青年になるようなお話のように、突然良い子に変身するのではないかと思っている方が多いように思うのですが(元気学園では桃太郎症候群と名付けています)、決してそうではなく、一人でいる時間が長くなればなるほど、孤独感を強く持ちますし、家にじっとしている期間が長くなればなるほど、体力もコミュニケーション能力も低下してしまいます。
車で例えると、一度冷えてしまったエンジンをまた再び動かそうとするのは、エネルギーがたくさん必要なのと同じように、人間の体も大変なことです。
冷える前に何かしらの手だてをうったほうが問題を長期間に延ばすことを防ぐことが出来ますし、一番は本人が楽であると思います。

また、社会との接点を失ったり、学校という教育システムをすべてなくしてしまった場合、不登校や引きこもりの期間が長くなればなるほど、同級生との差は開く一方です。
特にプライドの高い子の場合は、それをどう解決するかを考えた手だてを早急にうつ必要があります。

休ませるにも休ませる方法があります。
体を休息させることが必要なのか、それとも心をリラックスさせることが必要なのか、状態に応じたケアをしない限り、時間は過ぎるが、何も解決しないということにもなりかねません。

ですから、子どもの今の状態を見極めるのが一番難しく、一番重要なことです。元気学園ではそれを面接相談で行っています。
家族が腫れ物に触るように扱ってしまっていては2次的、3次的な問題が生じますし、学童期の子どもは体は成長していきますから、思春期に突入すると、新しい要求が生まれ、それがまた、新しい問題を引き起こします。

元気学園でも小学生の不登校は面接相談だけで学校にいけるようになった子も数多くいますし、学校復帰まで一番長くかかった子で、4ヶ月です。その後の学習やお母さんのサポートをするだけで十分です。
しかし、中1の夏以降に相談にくる子どもたちは自己というものが育ってきていますから、「自分はそうは思わない」という気持ちが問題解決にブレーキを掛けてしまい、さらに思春期と相まって、自分の容姿に対するコンプレックスなどの新たな解決しにくい問題が出てきてしまい、親子関係が険悪になり、問題がこじれる傾向にあります。非行なども親では手に負えなくなってきます。人間に不信感をつのらせるのもこの頃です。

このように一言で不登校といっても、順次段階を追って、さらなる悪循環が生まれる状態があり、できればそれを一刻も早くくい止めるには、問題を引き起こしている原因の部分に焦点をあてて、教育する必要があると考えています。
子どもの今の状態が把握できれば、それに対して本人に必要なこと、親や兄弟がすべきこと、家族だけではどうにもならないこと、に分けて協力し合えば必ず問題は解決できると信じています。 

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著者:元気学園校長小林高子

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