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不登校に向かい合う

不登校:臨界期と適時性(18)

寮のあるフリースクール元気学園として、子供たちを預かってきて25年が過ぎました。
年齢の違う子供たちが不定期に入学し、卒業していきます。

どの子にも、再出発のチャンスがあり、笑顔で過ごせる毎日になって欲しいと願っていますが、年齢によって、成長の度合いが大きく違うことは、否めない事実です。 「もう少し早く出会っていれば」と嘆く、本人や親を目の前にし、また、指導する立場として、心身の発達、脳や神経の発達において、年齢がもっと低ければ、もっともっといろんなことが解決できたのではないかという、気持ちの中にいます。

不登校に時間の感覚を取り入れるということは、決して、不登校の子供たちやその親を焦らせるためのものではありません。ただ、時間の経過と共に起こることを知ってもらって、子供のために、的確な対処をしてもらいたいという気持ちで、このページを作りました。

この指止まれ 父母の体験記

「不登校の子どもをもつお父さんやお母さんを助けたい。何かお手伝いできることはありますか?」 こんな、相談を時々受けます。

不登校の父母が、元気になるのは、唯一、子どもが元気になること!
これ以上の特効薬はありません。

元気になりたい人、この指止まれ!!

子どもを笑顔にするには、父と母の奮闘があります。

闇の淵から明るいところに出てきた親子の、夢や希望だけじゃなくて、本当の話。~だったら、でなく、もし~なったら、でもなく、本当の体験談です。

Q1どのくらいからあれっ、不登校かな?と思い始めましたか?
Q2不登校になって、まずどうしましたか?
Q3その時、家族として一番困ったことは何ですか?
Q7連れてってみようと決めたのは何ですか?

などなど12番まで続きます。

順次アップしていきます、お楽しみに!

中学生の不登校(29)

中学校の不登校について、前兆から、原因、対処方法、学校復帰のポイントまで順に書き足していきます。
中学生の不登校は中学生のうちに、高校生の不登校は高校生のうちに解決することに努めることがとても重要だと思います。
今まで30才くらいまでの相談や教育をしてきて、学園スタッフからみると、中学生の頃はかすり傷程度だと思うほどの問題でも、年を追う毎に、大きくなってしまい、早めの根本的な(←ここがポイント。根本的になおすつもりでないと、対処するだけでは長引いたり繰り返したりしてしまいます。)解決が、家族の幸せにつながると信じております。

高校生の不登校(24)

高校生の不登校は、その学力と将来の希望によって、大きく教育方法が違ってきます。
フリースクール、サポート校、通信制や単位制高校など多くの施設が全国にあります。
問題解決には、目的に合わせた施設と出会うことが、近道です。
元気学園は、体調不良を伴う子どもたちを健康にすることを最も得意とし、それと同時にコミュニケーション能力や学力をつけるところですので、元気学園の卒業生と同じような将来を希望する子どもたちにとっては、効果がでやすい施設なのではないかと思います。
「不登校と臨界期」「中学生の不登校」とは、重なる部分が多いので、ぜひご覧下さい。大学受験や大学に入学した後のことにもふれていきます。

小学生の不登校(1)

小学生の不登校、中高生になってからと比べると、解決がはやい!
というのは、他の誰かと比べてではありません。
本人の中で最速。
不登校は、手をつけるのが早ければ早い方が、親子が楽です。その理由はページをクリックして読んでくださいね。

早く手をつけて、解決してしまえれば、小学生の不登校は、ほんの笑い話です。

しかし、小学生の不登校は、難しい問題もはらんでいます。
ほとんどが中学になっても不登校のままで、そのままでいると、「学ぶ」ことや、「働く」ことの基礎を知らないまま大人になってしまいます。
これは、とてもたいへんなことです。

子どもがお母さんと離れられるか、お母さんがしばらく付いてこられるかなど、様々な状況や、子どもの精神年齢、発達の様子によっても受け入れ態勢は違うけれど、「直るチャンスを!」と思っている親子と、「これなら直せる!」と思う学園との良き出会いができればと思います。

研究:運動療法による不登校の心と体の変化

日常生活に有酸素運動を多く取り入れる運動療法によって、不登校の子供たちの、体と心がどう変わっていくか、日本大学と共同研究した結果を学会で発表しました。
はその結果、食欲は1ヶ月で改善、疲労は5ヶ月で改善しました。心臓の状態は1ヶ月で改善し、起床後の気分やうつ状態は3,4ヶ月で変化しました。
心の変化は、体の変化ほど急速ではないものの、心臓の循環器機能の向上に誘発されるように、3~6数ヶ月後に明らかな改善を示すことがわかりました。
この結果から、心より体の方が先で、体力をつけたり、体を健康にすれば、気持ちが後からついてくるということですね。
研究はこれからも続けていく方針です。