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不登校の問題としてこの先に何を見るか

学校復帰の時期

元気学園では、年中通してのことですが、体が元気になり、父母の目から見ても変化が見られ、さらに、この時期になると進学問題があり、いつもに増して、
がっこう、ガッコウ、学校という話になります。
総合力がついている子どもについては大いに結構、太鼓判で学校復帰です!
しかし、その前には、周到な準備や、いろんな方向から見たチェックをしています。
それがあるから、不登校を二度と繰り返さないのです。

学校復帰や進学は一つの目標として重要ですが、あくまでも途中経過。
中学の次は、高校。高校の次は大学とあるけれど、その次はないのです。
生きていく、働く、というのが最終目的。
スタッフとしては、学校復帰より、さらに先にある二つをより重きをもって見ています。
 

学校復帰よりもっと大事なこと

一つには、うつや統合失調症、軽度の自閉症などを含む、精神的な疾患になる、将来の可能性について。

もう一つは、将来どう生きるか。自活できるかということ。

体力や、学力は、測定やテスト結果などから誰でも簡単にはかることができますが、それ以外の要素については、「見る目」をもって対応する必要があります。

一つには、うつや統合失調症、軽度の自閉症などを含む、周りのケアが難しい疾患になる、将来の可能性について。

これらは、14歳くらいから前兆現象が見え隠れして、19歳くらいに病気としてはっきり表れてきます。いろいろと思うところがあっても、微妙な問題が多く含まれていて、言葉で説明するのは難しいですね。
はっきり言えることは、脳が変化している途中である、この年齢での予防がとても重要ということです。
変化があるということは、良くもなることもあれば、悪くもなることもあるのです。
これらを進行される大きな原因が、ストレスです。
ストレスにはいろいろありますが、その中では、勉強や試験、それと人間関係のストレスが大きいです。
だから、その可能性のある子どもについては、与えるストレスの量を調整し、価値観やものの捉え方についての教育を重点的にしています。
 

将来の自活に向けて

もう一つは、将来どう生きるか。自活できるかということ。

嫌だな、辛いな、悔しいなと思って生きるのではなく、生まれてきてよかったと思って生きて欲しい。
より良く生きるためには、18歳の年齢までに身に着けたことが土台であり基礎です。
多くの人が、中高生の間の成績や、得意分野で、人生の大きな方向を決めます。だから、人生80年としたら、たったの数年のことですが、それがとても大切です。

この将来どう生きるかについては、男女平等とはいえども、性差というものを考慮にいれています。
男子は、「今月はありがとう。来月もよろしく。」これが続くような、自活していけるかどうかについて。
女子については、誰かと一つ屋根の下に暮らして、子どもを育てたりできるかどうか。
将来仕事をしたとしても、女性は、家事や子どもを産み育てることからは決して逃げることはできませんから、そんな生活の中で、心穏やかに過ごしてほしいですね。
 

不登校の理由を忘れない

子どもが不登校になるのは余程の理由があります。
だから、学校に戻すというのは、その余程の理由があった、アレルギーをおこしたところに戻すのだから、そのアレルギーについてよく考えていかないといけないと思っています。
まわりの大人は、それを忘れてしまってはいけないですね。
薄れて希望を持のは良いのですが、完全に忘れてしまった対応をすると、子どもがかわいそうです。
 

子どもでいられる今の内に「将来の備え」を

元気学園では、将来起こる可能性がある精神的な問題については、細心の注意を払って、成長を観察しています。
二番目のよりよく生きるについても、子どもでいられる時間より、ずっと大人になってからの時間の方が長いのです。
子どもでいられる時間に、「将来の備え」をして欲しいです。
将来、文句や不満を言い立てずに暮らしていくには、この時間を、うまく過ごしていくかにかかっていると考えています。

親は、病気になると心配だけれど、生活があるから、ずっと傍にいてあげられないし、父母自身も年をとるし、そういった現実を踏まえて、今のうちにどうにかできるものはしたいですね。
それが、親子の一番の幸せにつながると思って子どもたちを見ていることを、心においておいて下さい。
 

父母の皆さんへ思うこと

父母の方は、不登校や引きこもりの子どもたちがどう育ちいくかについては、ほとんど知らないし経験もないといったところでしょう。
しかし、スタッフたちは、寮も含めた寄り添った生活をして、数百人の子どもたちが、次にどうなっていくかを見ていっています。
だから、そういう意味で、経験豊富です。
一生懸命だから、お世辞もないけれど、嘘もない。
あるのは、子どもたちのより良い人生を開く可能性に挑戦しているという熱意です。
だから、父母の方とは、そのアドバイスをもとに、一緒に、子どもの将来について、考えていけるといいなといつも思っています。

(でも、伝えるのって難しいんですよね。あまり率直に言うと心配し過ぎるんじゃないかと思うし、そうかといって、やんわり言うと伝わらないってこともありますからね。)

 

 

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著者:元気学園校長小林高子

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