不登校対策 中学2年生までという時期
子供たちを預かってみて、明らかに、年齢の低い子の方が、問題を解決するのが速い。
さらに、多くの子供を見ていくと、中学2年生(13歳)以下、14歳以上18歳未満、18歳以上と分けられ、そのグループによって時間のかかり方が全く違う。特に、中学2年生はその過渡期で、元気学園の入学時期が、中学2年生の夏休み前と、夏休み後では、子どもの受容力に大きな違いがある。
まず、年齢が低い方が、素直で柔軟性が高く、「納得しないことしかしない」という本人の納得の壁が低い分、本来の目的解決のための抵抗が少ない。
次に、生活習慣などは、自堕落な時間が長ければ長いほど、規則正しい生活を送るのが難しいし、体力についても同じで、これは、生活習慣の臨界期の問題も有ると思う。
また、年齢が高くなればなるほど、要求される事も高度になる。さらに、同級生たちの開きが大きくなるから、「やっても無駄」という気持ちも出てくるし、いろんな意味で、年が経つほど、目標に対する問題解決に要する時間は大きくなっていく。
今回は、中学2年生までを中心に考えてみると、この小学校5年生くらいから中学2年前半くらいまでの時期、「かわいいから鍛えなくてはいけない年齢」である。特に、中2というのは、その転換期の最後の年だといえよう。
だから、このチェンジを上手にさせて、自分の為に、自分が努力することが苦痛にならない子供に育てなければいけない。
人間は、将来のため、未来のため、努力して目標にたどり着くものだから、この時期に、未来指向性を健全に育てることが、とてもとても大切。
これは、生まれてから、この年齢くらいに、育んでいく物で、大人になってから、未来指向性を育てるのは難しい。
高校生、大学生、18歳以上の相談も、よく聞いてみると、中2くらいに問題が明らかになっている。
それを、ついつい、「いつかはどうにかなるんじゃないか」「気持ちが変わって、やる気をだしてくれたらどうにかなるんじゃないか」と思って、時間だけ過ぎていってしまう。中2というのは、そういう意味でもターニングポイントなのではないかと思う。
中学生は、心も体も成長段階にある分、伸びのステップ幅が大きい。
成長というのは、動きがあるということだから、動くと言うことは、良い方にも動くし、悪い方にも動く、危険と隣り合わせだ。だから、この時期の過ごし方は、子供の人生を決める上で、たいへん重要だ。
義務教育を終えた後の進路を考えてみても、今は、高校進学で内申書がつくのが、中3からだから、「その年齢になって頑張ればいいや」、と思っていたら、違って、先生の子供に対する印象はすぐ変わるわけではないし、他の子供たちのがんばりも考え合わせると、中1、中2の時にどのように時間を使っているかは、将来を大きく決めていることになる。
また、どの高校に進学するかによって、まったくカリキュラムが違うから、この時期人生の岐路であることをしっかりと、大人が認識しなければいけないと思う。焦る必要はないが、子どもが何に向いているか、適正をしっかり考えるべき問題である。
不登校で、学習や運動、コミュニケーションの機会が減ってしまっている子供たちを、いかに、将来に向かった方向に導く努力ができる子に育てるかが、まわりの大人たちの責任であると思うし、また、努力の結果に対する満足感が、生きる幸せを感じられるかどうかにかかってくるので、この年齢を実りあるものにしていきたい。
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不登校に時間の感覚を取り入れる |




