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子どもに与える刺激、そしてその効果

父母会で、子どもたちに与える刺激を、減らしているといったお話をしました。
すると、その後、元気学園では、イヤなことを言う人もいないし、この中にいてそれが当たり前だと思ったら・・といった事がでてきたので、それは正しい理解ではない、ということを説明しておこうと思います。

元気学園での刺激の与え方

刺激は与えています。本人にとっては、かなり強い刺激です。しかし、社会一般の同級生と同じくらいの刺激を与えると、もうちどころにたいへんな変化を起こすのです。実力がつかないと、刺激に耐えられませんから、実力が付く程度の刺激、本人が壊れてしまわない程度の刺激が必要です。

本人にとっての許容量を超えない刺激

中学・高校・大学に行っても困らないような、年齢相応の刺激を与えたいと思っていますし、実際に能力の高い子には強いストレスを与えています。
しかし、その刺激が少しでも、本人の許容量を超すと、その瞬間に・・・・荒ぶれる。
どれくらい荒れるかって?
それは、父母の方が一番ご存じですよね。
うちの子が、どんなに手こずらせたか。

当り散らして、まわりを巻き込み、大事件になることもあれば、内にこもって、自分を質に脅すってのもある。
どちらにしても、話として聞くのと、現場にいるのとは大違い。
渦中にいるものには、たまりません(^_^;)。
気難しいモードに突入してしまったものを、いつも通りにさせるのに、どれほどの時間と手間をかけたとしても、やっぱり、マイナスを補うだけで、プラスにはならない。
「その時間をもっと有効に使いたい。」・・・・・と思います。

また、不機嫌になったら、誰かにご機嫌をとってもらわないと、元通りになれないっていうのが染み付いてしまうのも困ったこと。
自分なりに、良い方へ向く処理をしていけるようにしていかないと。
そこで、いろんな大きさの刺激を与えてみて、その時々の反応を見ます。
その結果から、子供の成長に合わせて、自分で処理できて、前向きになれるくらいの量を決めていっています。
だから、子供によっては、他の子に注意するのを聞いているだけでも十分に刺激になって、本人に直接与えない方が良いタイプもいます。
子どもの性格って、一人一人ずいぶん違うんです。

子どもは一人一人違う

うちの子たちは・・・・大半がフラジール。
ちょっとした刺激、例えば、注意、アドバイス、ありもしない噂、勉強の量を増やすとか、テストがあるとかいうことで、敏感に反応する。だから、周りから見ると、どうしたの?何があったのか?なぜかわからない。
敏感というのは、同じ年頃の子どもたちに比べて、微少な量で過度に反応するということ。
どうなるかっていうのは、にげる、まわりに当り散らすとか、トイレに入り込んで泣く、一人部屋に引きこもり、呼んでも誘いに行っても出てこない、心ここに非ず。要するに、逃避か拒絶なのです。
誰でも、イヤなことはある。しかし、周りの気配を察知して、状況に合わせてある程度気分を変えるものです。
しかし、半日、一日、1週間と、それが長い(原因は、全く大したことではないのですが・・・)。
これは、不登校の子どもたちの特徴だと思います。
ぐずりだしたら天下一品。他の人が何と言おうがお構いなしで、部屋に閉じこもり、テコでも動かない。
こうしたことを、ずっと家族とやり続けてきて、身についてしまっている?!
今ここで断ち切らなければ!!!父母の方々、元気学園と二人三脚で、子育て頑張りましょう!

良いときにはと〜〜〜っても良い子なのですけれど、一旦、ご機嫌が悪くなると、もう、全く別人のようになってしまうんです・・・・(^_^;)。
特に、親しい人の中で悪いんです。
愛してくれているから、いくらでも・・・「親しき中に礼儀なし」です。
預かっていると、スタッフが親代わりになるので、可愛がれば、かわいがるほど家族と同じことをします。

刺激の与え方のステップ

何だか、話が長くなっていきそうなので、一旦ここで話をまとめます。

1st step  不登校の子どもたち、自信を失っていますから、まずは、成功体験を増やせるようにしていきます。生活に支障のない刺激は少なめで。
2nd step  次は、実力をつける。子どもに与える刺激は、本人が、努力を続けられる程度であることが重要となります。程よく刺激を与える時期です。
3nd step  現実を受け入れ、同級生と同じだけの刺激、友達から受ける様々な刺激(例えば、うわさや、本当のような冗談、冗談のような本当の話など)を受けて、それに耐えられるようになる。 刺激を受けても、過度に不機嫌になったりしないというのが前提です。

こうした、ステップを経て、社会にでていきます。年齢通りに刺激に強くなってくれればいいのですが、そうなれない時には、本人の成長を待つしかありません。 今、どのステップにいるのかは、学年や年齢で決まっているわけではなく、大きな個人差があります。現実は厳しいですが、それに立ち向かうべく、元気学園での充電期間で、十分に力をつけてもらいたいと思います。

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