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不登校の子どものイヤを解消する親の対応方法

おやつはいちご子育てで、子どもと一緒に居る時間が長いお母さんの役割は、誰よりも大きいものです。
しかも、不登校で家に居る時間が長くなれば、それだけ、関わる人も少なく、お母さんが良くも悪くも話し相手で主な情報源となります。
子どもは親の話を聞いていないようで、良く聞いていて、命令は聞かないかもしれないけれど、近所のうわさ話や、もののとらえ方、家族への愚痴など、つぶやきは特に、よく聞いています。
ですから、子どもがどう受け取るかを考慮に入れて、常日頃から言葉には注意するとよいと思います。

不登校は、イヤとの闘いです。
子どもが、「イヤ」と言ったときに、「イヤの原因は何なの?」「理由は?」「誰が?」と聞き出すと、子どもは、いくらでも、あることないことを、お母さんが「納得したよ。あなたの言う通り。」というような顔をするまで言い立てます。
ですから、「子どもに対してのしつこい質問は止めた方が良いですよ。」と元気学園ではアドバイスしています。
子どもに質問するのではなく、まず、察する事。そして、お母さんは、子どもに関わっている周りと仲良くして、「真実」を聞けるような関係をつくることが、子どもにとって有利に働きます。
それなのに、子どものその場逃れの言い訳や、つい言ってしまった愚痴を真に受けてしまったり、子どもがあまりにも不満を言うので、それを「なだめる」ことに一生懸命になってしまって、本来親がすべきこと、すべき会話をしないと、なおさら、子どものわがままと勝手、言い訳をするために誰かを悪者にし、相手への悪口を助長して、結果、子どもの世間を狭めてしまいます。
増してや、その愚痴や言い訳を、子どもから聞いたままに(他の人の意見を聞かずに)外に対して、言い立ててしまったら、今度は、子どもが外に出て行ったときに、みんなから、「そんな話に関わるのはいやだ。触らぬ神に祟りなし。」と言わんばかりに、周りから人が去っていきます。
子どものイヤの波を大きくするのも小さくするのも、社会が我が子を受け入れる器の大きさも、家庭での子どもへの対応次第でずいぶんとかわってきます。
子どもの言うことには、もちろん、真実も含まれています。それがどの程度なのかを見分けるのには、親が広い視野で(本当のことを言ってくれる人に聞いて、他者からの言い分もきいてみることが重要です)、子どもの性格も十分考慮し、知恵ある声かけと、前向きな活動にするためにうまく聞き流すということを学んで欲しいと思います。
子どもとの関わりを見直すには、離れるのが一番効果的です。 お互いに冷静になることができます。
元気学園にいる生徒たちの父母については、子どもがここにいる間に、上手に子どもの愚痴を聞き流し、親子で幼い子どもが泥仕合をしているような(まわりから見るとそんな風にみえてしまいます)事を止めて、話し合いすべきことはする。話し合っても意味がないことは、しない。と、きちんと分けられるような関係を作れるよう、お母さんがよき子どもの協力者になれるよう変わってくださいとお願いしています。

では、親は何をすればいいか、一番簡単なことは、それは、「ありがとう」を教える事です。子どもをなだめる時間を、「ありがとう」を教える時間に変えるとよいのではないでしょうか
子どもは、外では、いい顔をすることで、うまくやっています。
これは、大人も一緒。家は安らぎの場所ですから、帰れば、ぐうたらで、嫌なことがあれば愚痴もでるものです。でも、外では、我慢をしたり、愛想笑いをして、少しだけ良い格好をするから、やっていけているのですよね。
また、本人の気持ちはどうであれ、外で誰かが、相手にして、仲間にいれてくれているのです。
ですから、それに対して、感謝を教えることです。
「まず、親に感謝しろ」と、自分の手柄を子どもに言うのではなく、外に対しての感謝を親がまず示し、その姿をみて、子どもが、自分の属しているコミュニティーの人たちに対して、快い感情をもち、少し謙虚さをもって、仲間に入るからうまくいき、うまくいくから、なおさら良い関係ができていく。 そういうサイクルをつくるのは、まず家庭からです。
感謝を教えるのは、子どもを慈しみ養護している親だからできること。
ぜひ、まわりを誉めてみてください。
我が子の中に、人に感謝するという気持ちが育てば、それによって、我が子が社会で「生きやすくなる」のです。

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著者:元気学園校長小林高子

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