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アジアで不登校が急増する理由

気球を下から見ると中国や韓国のメディアから、不登校が増加しているので、元気学園を取材したいという話があります。
取材はお断りしていますが、最初にきたときには、「とうとう韓国でも不登校問題が大きくなり始めたのか」と思いました。
今後、不登校は韓国だけでなく、経済発展を遂げている中国でも、さらに増加していくのは、間違いないでしょう。

ヨーロッパでの不登校問題は、そう聞かないのに、どうしてアジアに急増していくのか?
それは、中国、韓国、日本の歴史は中国の科挙が色濃く影響しており、試験に受かれば、身分に差がなく立身出世できるという背景があるからではないかと考えます。
日本では、時代を遡ると、聖徳太子が身分に関係なく、優秀な人材を登用せよといっております。「立身出世の近道は、学問にあり。」とばかりに、子どもに我が果たせなかった夢を託し、親はせっせと稼いだお金を学問をさせるために使う。親の職業を子どもが継承するより、違う職業につくことを望むのです。

それに対して、ヨーロッパは違います。
例えば、日本の親は、自分が米を作っていて、孫や息子に、良い仕事だから、同じ事をするようにという人はあまりいません。
元気学園でアンケートを採ってみても、おじいちゃんが米を作って生活していても、それを継ぎたいと思う、継いで欲しいと言われたという子どもはゼロです。農業だけでなく、親の職業を子が継ぐということが少なく、親も子もそれを余り望まず、多くがサラリーマンとなっていきます。ヨーロッパでは、何代も続いて同じ職業をして、子どもや孫が継承するということが、日本に比べてたいへん多いです。

我が子の将来を考えるに、不登校で学校に不適応を起こしているまさにその状態であっても、親御さんは、大学に行かせたいと言います。
でも、よく考えてみると、出かけてもいかない中学であり高校なのに「さらに難しい勉強をする大学に行かせたい」、また子どもの方も、「大学には行きたい」というのは、聞きようによっては、おかしな話です。
しかし、日本人は、それを不思議だとは思いません。
どちらかというと、それが当たり前のような、またそれがとても良いことのような気がしてしまいます。
適正を考慮し、勉強が苦手なのだから、違うことをさせた方がよいのではないかという考えには至らず、とにかく学校に行かせて、勉強をさせよう。そして、まわりから少しでも先に出て欲しいと思うのは、科挙試験の呪縛なのかな・・・・(-_-;)などと思ってしまいます。
そうして、学校に執着し、その結果、不登校を増やしていくのです。
1000年以上前から、知らず知らずと身にしみついてしまった、試験によって出世する、勉強する事こそが将来安泰という考え方は、日本人のみならず、中国や韓国、アジア世界を席巻しているのではないでしょうか。

そういえば、ユダヤ系のアメリカ人が、数十年前、日本に来て、日本人が声をそろえて、公務員かサラリーマンになりたいと言ったので驚いた。と言っていましたが、強い公務員志向というのも、「もしかして、科挙試験の名残なのかな?」なんて思ってしまいます。

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