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不登校はすぐ直る・・・けどね

不登校の子どもを、数日で学校に行かせる、明日からでも学校に行かせるということは、そう難しくありません。
調子に乗せて、やる気にさせるだけならば、ちょっとしたテクニックで可能です。
元気学園は、実はそんなノウハウも持っています。
でも、しません。
なぜ、それをしないか。
理由は、続かないから
そして、さらに傷を深める結果に繋がっていく恐れがあるからです。

学校に行き始めて、数日は行きます。
最初は、みんなが気を遣ってくれます。でも、そのうち、まわりからの特別扱いがなくなって、勉強も運動も、集団活動も、同級生と同じ事を同じようにするように、当たり前の要求が始まります。
そして、2週間ほど経ち慣れてくると、まわりが本当のことを言い出す。
同級生同士は、ライバルだから、良いことも悪いことも、厳しいこともあります。
そうなると、また元の木阿弥で、学校への行き渋りが始まります。

こうして、行ってはうまくいかないを度々繰り返していると、浅い傷も深くなっていきます。
引きこもりは一度でなるものではなく、何度か外に出て行って、バシンとやられてを繰り返して、そのたびに、嫌な思い、疎外感、自分の思い通りにならないことへの苛立ちから、引きこもっていくのです。
だから、ちょっと元気になっただけで実力が何も変わらずに、今まで問題があったところに出て行くというのは危険信号です。

学校にしろ社会にしろ、本人の気持ちが少し変わっただけでは、何も変わりません。できないことをできるようになって実力がついてからでないと、しばらくはよくても、長続きしません。問題を先送りしているだけです。
元気学園が、根本的に直さないといけないという理由はそこにあります。不登校の原因として、人と一緒にいられない、勉強ができない、勉強時間座っていられない。ということがあるのです。
学校は勉強するところです。数十センチの距離に同級生が大勢いて人に囲まれて視線が常にあり、自分勝手に時間を過ごすことはできません。疲れたからといってゴロンと横になることはできないのです。
だから、気持ちが変わるだけではなく(やる気になるだけでなく)、体力がついて、理解力が増して、同級生と同じスピードの中でやっていられるくらいにならないかぎり、続けていけないのです。

子どもたちが、社会で、人の中で生き生きと暮らすためには、基礎の力、実力が必要であって、「ちょっとした」ことだけでは、解決に至らないのが不登校問題です。(不登校を助ける親のサポート:刺激と助けを見間違わない)
不登校のうちに、しっかりなおさないと、不登校を繰り返し、家にひきこもってしまったり、大人になったときに、学校のかわりに職場に対して同じことを繰り返して、「働けない、働けない」という悩みにかわっていきます。
ですから、問題がはっきりした時点で、応急手当ではなく、しっかり教育をして、将来二度と同じ事を繰り返さないような実力、物の考え方を身につけることが、その時は、少し時間がかかるような気がしても、長期視野でみると、最短コースの解決方法なのではないかと考えています。

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著者:元気学園校長小林高子

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