不登校の認知行動療法

「自分はそうは思わない」という壁は、中学1年生より2年生の方が、ずいぶん高いですし、また、中2と中3でも大きく違います。もちろん個人差はありますが、高校生以上になると、それを受け入れるかどうかで、コミュニティーが大きく変わってくるものですし、人生の方向性も違ってくるのではないかと思うほどのことです。

それだけ、自分に対する客観的な視点を受け入れるかどうかというのは、社会性を持つという意味でも、向上していくという意味でも重要です。

例えば、「みんなと楽しく会話しているときに、いつもつまらなさそうな顔をしているよ。」と言われたとします。その時に、「そうなんだ。そんなつもりはなかったけれど、それだったら、気をつけるようにしよう。」と思えれば、そう教えてくれた人は、良いアドバイスをしてくれたいい人で、自分にとって、得な情報を仕入れたことになります。
しかし、「そんなことはないのに、どうしていやな事を言うのだろう。」と思ったとしたら、相手には拒絶反応をしてしまいますし、悪くなることはあっても良い関係は決してつくれません。
それには、まず気づくこと
そして、それを認めること。自分がそうだと思わないことには、自分の行動を変えることには繋がりません。
最後に、行動を変えようと工夫してみることができれば、それは、もう大きな変化です。

元気学園では、その気づきからはじまる認知行動療法の一連のステップを、日常生活のあらゆる場面に組み込んでいます。
ここでは、自分と同じくらいの年齢で、同じような悩みを抱えていたり、自分にも思い当たるようなアドバイスをされている仲間が目の前にいて、鏡として見ることができます。
自分のことは、よく分からないけれど、人の事はよく分かるという特性がありますから、「人の振り見て我が振り直せ」というところもあり、それは、たくさんのきょうだいがいるような感覚です。
周りからのアドバイスを受け入れるようになると、久しぶりに出会う父母やおじいちゃんおばあちゃんからの評価がとても高くなり、これら、誉められるという成功体験を得て、それがまた、信頼できる人のアドバイスを受け入れていこうという気持ちに繋がっていきます。

元気学園の治療教育では社会的スキル(不登校、臨界期と適時生>中学生の不登校に掲載)を身につける練習もしています。

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元気学園の名前の由来:虚弱である、朝起きできない、低血圧、頭痛などの体調不良を訴える健康上の問題を抱えた子どもたちを元気で活発にすることから名付けられました。

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著者:元気学園校長小林高子

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